2007/12/31

今年もあと少しですね。

昨年は骨折という大事件をやらかしてしまいましたが、
今年は大きな病気も怪我もなく1年を終えることができそうです。

やはりこれが一番重要。

どこへも行けるし、美味しいモノも食べられるし、何でもできる。



いろいろなところへ行ったり、美味しいものを食べたり、
良い音楽を聴いたり、良い絵を見たり。

やろうと思ってもできない人がたくさんいます。

病気だったり、怪我による障害だったり、
経済的な問題だったり、家庭の問題だったり。

祖父はめでたく2日前に退院し、病院で年越しせずに済みそうです。
車椅子生活ですが・・・。

ある友達はクリスマス直前に事故に遭って骨折し、
クリスマスもお正月も病院のベッドの上です。

貧しい国に生まれた人だっている。


いつか自分もそうなるかもしれない。

だからこそ今、やっておかなければいけないと思うのです。
いつも感謝を忘れずに、生きる喜びを感じていたいと思います。



今年もまたブログ等を通してたくさんの人に出会えた年でもありました。
みなさん本当にありがとうございました。

来年もよろしくお願いします。
よいお年をお迎え下さい。


liebejudith


※コメントの投稿はここをクリック

2007/12/30

今年1番印象に残ったコンサート・オペラは・・・

ティーレマン指揮・ミュンヘンフィルのコンサートでした。
11/3がRシュトラウスのドン・ファン、死と変容、ブラ1。
11/4がブルックナーの5番。

http://liebejudith.blogspot.com/2007/11/blog-post_04.html



ズシッと重厚な分厚いサウンド、たっぷり歌いきるフレーズ感。
超重量級でありながら、高い集中力と緻密な演奏。
自分の誕生日ということを差し引いても、
すばらしく充実した演奏を聴いた!という実感のある演奏でした。

3年前にウィーンでティーレマンの演奏を聴いて以来ファンでしたが、
このコンサートで完全にノックアウトされました。


今年終盤のマイブームです。




オペラでは、バレンボイム指揮ベルリン国立歌劇場の「トリスタンとイゾルデ」。
巨大なうねりを作り出すバレンボイムの統率力が素晴らしいです。
惹き付け、ドロドロの音の渦に存分に巻き込んでくれました。

http://plaza.rakuten.co.jp/liebejudith/diary/200710170000/





来年も素晴らしい音楽に出会えますように!


※コメントの投稿はここをクリック

LES DEUX MAGOTS

昨日は渋谷のドゥ・マゴで忘年会・・・というか、お食事会。



つい先日の日記にも書きましたが、渋谷Bunkamura地下に
パリの名門カフェ「LES DEUX MAGOTS」の海外提携1号店があります。
渋谷駅にはショップのみが入っていますが、Bunkamuraにはカフェがあり、
お茶や食事ができます。

夜は¥3,150のプリフィクスメニューがあり、
前菜を4種類の中から、メインを魚2種類肉4種類のなかから1つ選び、
 ※メインはモノによってはプラス料金の品もあり
デザート、コーヒー(カプチーノ、エスプレッソ、紅茶)が付きます。
さらに¥310プラスするとスープも付くようです。

仔牛のパテ、スズキのポワレ・ラタトイゥユ添えなどを頼んだのですが、
話すのに夢中で、すっかり写真を撮り忘れました。。。

というわけで、いきなりデザートです。


 ※2年前の型の携帯でも頑張ればこれぐらいの写真は撮れます

クレームブリュレ、フランボワーズのソルベ、生チョコです。

クレームブリュレはバニラの香りが強め。バニラのリキュールもたっぷり入っていそうです。
上部のカラメルはポール・ボキューズのような
カチンカチンの板にまでは固めていません。
このカラメル部分にもかなりのリキュールが仕込まれている様子。
中身はトロトロなめらか。かなり液体に近い感じの固さです。

フランボワーズのソルベは酸味がほどよく利いています。
すっきり・さっぱり。

生チョコ、これ美味しかったです!久々に美味しい生チョコを食べました。



パリのLES DEUX MAGOTSには一度だけ入ったことがあります。
私は1人旅が多いので、フランスへ行っても星付きのレストラン等へは入ったことがありません。
食事はたいていカフェで済ませてしまいます。

パリ(やウィーン等)では、カフェと言っても日本のカフェの感覚ではない、
歴史と伝統と格式と重厚な雰囲気を持った店も多く、
伝統的な美味しい料理が出てくるし、そこそこ贅沢な雰囲気を味わえます。

パリのLES DEUX MAGOTSはオニオングラタンスープが絶品でした。
パリへ行かれる方は、是非1度行ってみてください。


http://www.lesdeuxmagots.fr/

http://www.bunkamura.co.jp/restshop/magots/index.html



※コメントの投稿はここをクリック

2007/12/28

やっぱりSHURE!

iPodに合わせるヘッドフォンには、ずっとSHUREのE2Cを使っていました。

音質はクリアで解像度が高く、低音も高音もヘンに強調されず、
しかも遮音性が高いので電車の中でもピアニッシモまでバッチリという、
かなり優秀なヘッドフォンだったのですが・・・

唯一の欠点は、コードが堅く太く重いことでした。
音質のために太めの芯線と厚めのシールドが施してあるのでしょうか。

そして、この皮膜が経年変化によって硬化し、この冬とうとうひび割れて
芯線がむき出しになってきてしまいました。



発売後3年が経過し、最近このトラブルをよく聞くようになりました。


買ってから3年近く経っていることですし、
保証も切れているので買い換えることにしました。


狙いは、遮音性の高い密閉型(カナル型)。
予算は1万円台。2万円以上出してもiPodではその差異は出ないでしょう。

SONYの最新型 MDR-EX700SL も気になっていたのですが、
価格が¥23,350と高めなのと、遮音性の低さがネックになりました。
電車の中で使いたいので、外界の音は入ってきてほしくないし音漏れもNGです。


まず目をつけたのは、先月Victorから出た HP-FX300 というモデルです。
kakaku.comの口コミ等で非常に評判が良いのです。

というわけで、早速買いました。



Amazonで¥8,440。



聴いた瞬間


「ダメだーー!!!」


低音がボヨンボヨンしちゃって、不自然です。
いわゆる「ドンシャリ系」ですね。


1日使ってみて買い換えを決意(!)


私は時々、このようなバカな無駄遣いというか
高い勉強料を払います(笑)

でも毎日使う物ですからガマンしながら使いたくはありません。


次に買ったのは、愛用していたE2Cの後継モデルの最新型、SHUREの SE110 です。



Amazonで¥10,620。




聴いた瞬間


「やっぱりコレ!」


何の作為も感じない、バランスの良いピュアな音がします。

でもE2CSE110はまったく同じ音ではありません。

E2Cは、解像度が高く、クリアさを追求した音がしますが
SE110は柔らかさ、ナチュラルさを感じる自然な音がします。
E2Cを使い慣れた耳には、はじめは物足りなさが残るかもしれませんが
抵抗無く自然に受け入れられる音なので、すぐに慣れるでしょう。
E2Cで耳疲れする人にも良いと思います。


似たような価格帯のヘッドフォンでも、物によってかなり違いますね。


電車の中でもピアニッシモまでバッチリ、音漏れの心配なく
音楽を聴きたい人には、私的にはSHUREがオススメです。

けっこうなお値段ですが、これでもSHUREとしてはローエンドなのです。
最上位機種は¥50,000台ですから。



※コメントの投稿はここをクリック

2007/12/25

ハーゲンダッツDolceモンブラン

モンブラン好きのこの私が見逃すはずはありません。







ティラミス・クレームブリュレに続くハーゲンダッツのDolceシリーズ第3弾です。



フタを空け、フィルムをはがすとるとこんな感じ。







フィルムには「中身が飛び散らないように開封の際はゆっくりとお開け下さい」

とあります。



粉砂糖がかかっているのです。



中身は3層構成。







マロンクリームと、カスタードアイスと、スポンジ生地です。





まあまあですね。



ここのところ立て続けに、極上のスイーツを味わっていたためか

それほどインパクトのあるモノではありませんでした。

というのが、率直なところです。





デザートのスイーツにはコーヒーというのが相場ですが、

ウィスキーもなかなか合うのです。





※コメントの投稿はここをクリック

聖夜のメサイアとミサ

24日はコンサートに出かけました。

バッハ・コレギウム・ジャパン毎年恒例の、クリスマスイブのメサイアです。



メサイアは聖書を出展とする、メサイア(=メシア救世主=キリスト)の
物語を歌うオラトリオです。
クリスマスにふさわしいコンサートと言えますね。

今日のコンサートは完売、当日券も無しということでした。

BCJメンバーの中に学生時代からの友人がいるので、
ありがたいことにBCJのチケットはいつも割引で手配してもらっています。

会場はサントリーホール。




考えてみたら、私はサントリーホールでBCJを聴くのは初めてでした。
BCJの定期公演は神戸松蔭女学院のチャペルと、
東京オペラシティコンサートホールですから。

サントリーホールは、この編成のオケを聴くにはちょっと大きすぎですね。
音がブレンドする前に拡散してしまう感じは否めません。

ちなみに、今日の編成は1Vl3、2Vl3、Va2、Vc2、Cb1、Ob2、Fg1、Tp2、Cemb、Org
合唱が各声部4人ずつでした。



第1部と第2部の間に休憩が入りました。
オペラシティやチャペルに比べてホールの残響が少ないせいか、
前半は少しテンポがつまり気味に感じられましたが
休憩を挟んでからはホールの響きを掴んだのか、かなり良くなったように思います。
こうあるべき!というような、天を仰ぎ見るような素晴らしい響きが出てきました。

鍵盤楽器では到底なし得ない、純正な響きはやはり心地よいモノです。

例のアリアでの、島田氏のトランペットののびやかで柔らかい音!
素晴らしいです。
進むにつれてちょっと音が当たらなくなってきましたが・・・

ソリストは、いつもBCJと共演しているメンバーではありませんでした。
ソプラノは韓国のイェレ・スーという歌手。
バーゼルでテュルク氏の下できちんと古楽を勉強した方のようです。
声も綺麗で、しかも韓国女優?と思うほどの美人でした。

アルト(カウンターテナー)のスティーブン・ウォレス氏は
声の響きは柔らかですが、発音がやや不明瞭なので、
テンポの遅い箇所が聴かせどころという感じ。

テノールのハンス・イェルク・マンメル氏、、バスのドミニク・ヴェルナー氏は
きちんと歌っていましたが、ハッとする瞬間も特に・・・という感。


美人といえば、BCJの合唱団にいる、ある女性にいつも心惹かれています。
今風に言うと「萌えて」います(笑)
凛とした端正なたたずまい、真摯な歌い姿。
お名前も存じ上げないのですが、いつかお話ししてみたいです。
・・・ステージ上の姿しか拝見していないので、
実際にお会いしたらただのおばちゃんだったりして(笑)


閑話休題。


メサイアでは、第2部最後に有名な合唱『ハレルヤ』があるのですが、
この曲の時に神をたたえ、敬意を表して聴衆も起立する習慣があります。
でも、日本ではこの習慣を知らない人が多いためか、立ち上がる人をほとんど見ません。
今日も立ち上がったのは約2,000人中10人ほどでした。

楽譜のバージョンはよくわかりませんでした。
配布されたプログラムにも明記されておらず解説もありません。




サントリーホール前もクリスマスイルミネーションです。



帰宅してから、シャンパンとケーキでクリスマス気分を味わいました。

シャンパンはモエ・エ・シャンドンのロゼ。



ロゼのシャンパンなんて、味より気分を味わうものだけに、
クリスマスでもないと飲む機会がありません。

ケーキは近所のメゾンカイザーで買ってきたブッシュ・ド・ノエル。



ヘーゼルナッツとアンズジャムが入った、美味しいケーキでした。



キャンドルは、小樽の北一ガラスで買ってきたものと
先日スウェーデン大使館で購入したものです。



いい気分になったところで、近所のカトリック教会へ。



私の家は特にクリスチャンの家庭でもなく、
通った学校も、高校まではずっと公立、大学は私立音大だったので
礼拝・ミサとは無縁の人生でした。

ある年、一人で過ごすクリスマスが寂しくて
ふと思いついたのが「教会へ行こう!」だったのです。
それ以来毎年行くことにしています。



来る者拒まず、誰でも暖かく受け入れてくれます。

初めて行ったとき、それまでただの曲として知っていたいろいろな音楽が
ミサの流れの中でこういう場面で歌う曲なのか!と知ったのがショックでした。

音楽をやっているときに行けばよかった・・・・とそのときになって後悔しました。



ミサに行くと本来のクリスマスの意義を思い、
これ以上ないというクリスマスの雰囲気を味わえます。

このイベントが無いと、ただのミーハーなクリスマスになってしまいますから(笑)



今年も充実したクリスマスでした!


※コメントの投稿はここをクリック

2007/12/24

ROPPONGI

六本木ヒルズのイルミネーションです。









東京タワーもクリスマス仕様。ハートマークが浮かび上がっていました。




※コメントの投稿はここをクリック

ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブション

せっかくのクリスマス、普段は行かないような店を・・・と思い

恵比寿のガストロノミー・ジョエル・ロブションで!と思ったのですが、

普段から人気店であることに加え、

さすがに東京ミシュラン★★★を獲ってしまったせいか、当然予約できず。



というわけで23日に、六本木の系列店

ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブションへ行ってきました。







こちらも東京ミシュラン★★を獲っています。





店内は、カウンター席のみという変わった作りです。

赤と黒を基調にしたシック&モダンなインテリア。







お客さんは若い人が多かったです。20代が中心といった感じ。

決して安い店ではないにもかかわらず、みなさん若いのに頑張ってます。

私は20代の頃は考えられませんでした。





まずは食前酒。シャンパンをいただきました。







アミューズはイベリコ豚のカルパッチョ。







脂が多めですが、この脂がとても美味しい!

お酒が進みます。



目の前で若い職人さんが一生懸命豚の足を削っていました。







前菜は『オマール海老とスライスした根菜をサラダ仕立てに』。







ここで赤ワインにチェンジ。

ボルドーのPolliac(ポイヤック)2004年です。







香りだけでしばらく楽しめる、素晴らしい芳香でした。

ぜひ、後日探したいワインです。



『フランス産フォアグラのソテー 根セロリと栗と共に トリュフを添えて』







キノコクリームのソースがかかっていました。

フォアグラ!黒トリュフ!こんなに美味しいのを食べたのはいつ以来でしょうか?

焼き加減もちょうど良い感じです。

フォアグラの濃厚さと絶妙な焼き加減の食感、トリュフの食感のバランスが!



魚料理。『ハタのポアレ 薫り高いオリーブオイルのエマルジョン 色とりどりの野菜と共に』







白身のさっぱり感、トマト味のソースの酸味、

優しい野菜の甘みを組み合わせた一皿でした。

メニューに、フランス語でも『LE HATA』とあったのがおかしかったです。



メイン。『蝦夷鹿のソテー ポワブラードソース 茸のラビオリとフリカッセをあしらって』







野性味あふれる鹿肉が力強く濃厚な一皿。

茸のラビオリはほんのり甘め。



口直しには、キンカンのムースが出てきました。







そして、デザート。

『薔薇の香りとフランボワーズのジュレをショコラのボールに詰めて ライチのジュレに浮かべて』







まず、見た目が非常に美しいのに驚かされました。

運ばれてくるのを見たときはアイスクリームに見えたのですが、

ホワイトチョコレートのボールの中にバラとフランボワーズのアイスが入っているのです。







下にはライチとバラのゼリーが敷いてあります。



最後はエスプレッソで。脂と糖分の多いフレンチの後は

苦めのコーヒーを飲むと胃がすっきりしますね。







私はコーヒーやエスプレッソと一緒に出てくるこの砂糖を

コーヒーに入れず、直接ガリッとかじりながらブラックのコーヒーを飲むのが好きなのです。

変わっていると言われますが・・・







この店の砂糖は、かなり堅かったです。

歯の弱い人にはかじるのはムリそうでした。



アールグレイのチョコレートが一緒に出てきました。







さすがミシュランの星を獲るレストランは、細かい付け合わせなどにも一切手を抜きませんね。





スタッフの対応も素晴らしかったです。



お客さん同士が話しているときには決して話しかけず、

メニューについての質問も奥に聞きに行かずとも的確に答えてくれます。



この辺は、さすがミシュランの星を獲る店というべきか、

店がミシュランの星を獲ったのを意識したと言うべきか。。。



きっと両方なのでしょう。





フレンチのディナーのフルコースなんて、久しぶりでした!





ジョエル・ロブション

http://www.robuchon.jp/





※コメントの投稿はここをクリック

2007/12/22

歳を取る

今日は、先週肺炎を起こして入院した祖父の見舞いに行ってきました。
祖父は来年年男。96歳になります。

ふつう、この歳で肺炎をやるとかなり危険なのですが、
今回も驚くべき回復力で持ち直してくれました。

祖父は眠っていたので残念ながら話は出来なかったのですが、
先日スウェーデン大使館で買ってきたクリスマスカードを
病室の窓辺に置いてきました。

元気になってもらえるよう、ちょっとだけ色っぽいものを(^^;



クリスマスは病院で過ごすことになりそうですが、
このまま安定していれば年内には退院できるそうです。


その後は両親と早めのクリスマスパーティ。

今日は冬至ということもあり、母がパンプキンスープを作ってくれました。



男の一人暮らしでは、こういうものはなかなか作らないので嬉しいです。

デザートはクリスマスらしく、シュトーレン。



先日、神戸のYさんより、クリスマスカードと一緒に
送られてきたビゴの店のシュトーレンを持って行ったのです。



クリスマスの味ですね。美味しかったです。


母が還暦を迎え、両親共に60代になりました。
父は65歳。先月ようやく仕事を辞め、完全隠居生活に入りました。

さすがに歳を取ったなぁ、と感じます。
年寄りと話すときの気の使い方や、割り切りのようなものが
だんだん必要になってきたというか・・・


※コメントの投稿はここをクリック

 



Copyright © 2007 - 2013 liebejudith All Rights Reserved.