この週末は、少し風邪っぽいこともあり、仕事もたまっているので自宅でゆっくりしています。
ある技術系雑誌から12回連載記事執筆の仕事をいただいています。
連載というのは初めてですが、けっこう大変ですね(^^;
毎月毎月、脱稿・校正・脱稿・校正と締め切りが交互に迫ってきます。
それでも、書いている内容が自分の得意分野なのでまだ良い方だと思います。
自分も未知の新しい内容だと、情報収集・調査・検証の量が半端じゃありませんからね。
そんなわけで、昨日も今日も自宅にいますが、BGM(BGV?)代わりに
オペラの DVD を流しっぱなしにしていました。
Rシュトラウスの「ばらの騎士」です。
大好きな作品です。
スコアも持っているし、ところどころ、そらで歌えるぐらい覚えてしまいました(笑)
しかも、大好きなクライバーの指揮で!
1979年バイエルン国立歌劇場収録のものと、
1994年ウィーン国立歌劇場収録のものがありますが、
合計約8時間、両方続けてかけました(^^;
1979年バイエルン国立歌劇場 | 1994年ウィーン国立歌劇場 |
出演歌手とオーケストラは違いますが、指揮者と演出は同じ。
活き活き・闊達・生気に満ちあふれたバイエルン盤。
各歌手も、役にぴったりはまっています。
うっとり・美しく薫り豊かなウィーン盤。
バイエルン盤よりもテンポ設定がややゆっくりで、間もたっぷりとっています。
それぞれに良さがあります。
音楽は不思議なモノで、
まったく同じ演奏でも聴き手によって受け取り方が違うのはもちろん、
同じ人が聴いてもそれまでの経験・その時の気分・精神状態・健康状態などで
好みや感じ方が変わります。
良いと思った演奏を、聴き直してみたらそれほどでもなかったり、その逆だったり。
コンサート会場で感動できるためには、演奏がよいのももちろんですが
その時の聴き手の状態が演奏にうまくマッチしていたという「幸せな偶然」が必要だったり。
※演奏者がどのぐらい乗れるかは、聴き手以上にメンタル面に左右されるという問題もありますが・・・
生涯思い出に残る名演奏も、今聴き直してみたら印象が違うかもしれません。
私も、その時によってバイエルン盤のほうが好きだったり、
ウィーン盤のほうが好きになったりします。
持っているDVDの中でも特に繰り返し手に取る2枚です。
かけながら仕事をしていて、時折「ハッ!」と心奪われてしまう場面も(笑)
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2 comments:
>音楽は不思議なモノで
同感ですね。
ライブで聴くのがやはり一番だとは思いますが、
確かに「幸せな偶然」が必要な気がします。
一期一会と言いますか
良くも悪くも、しっかり味わえるようになりたいです。
マーサさん、
本当に。その時その場に居合わせる偶然に感謝したくなりますね。
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