夏はかき氷

母も祖母も茶道の先生という環境で育った私は、
幼少の頃から抹茶が大好きです。

というワケで、抹茶ベースのかき氷2種の食べ比べです。


まずは、銀座とらや。
宇治金時です。
写真では見えませんが、下には餡が入っています。



さすが和菓子の老舗ですね。
中に入っている餡が絶品です。
上の抹茶ベースのシロップも上々。
上品な味です。
その辺のベタベタ甘い宇治金時とは一線を画しています。

レギュラーサイズはあまりにも大きかったので
小さい方のものを頼みました。

銀座のど真ん中という立地からか、
外国人観光客も多く来ていました。
　※後ろでピンボケのお姉さんはフランス語を話していました。
　　レギュラーサイズのかき氷を召し上がっていましたが
　　やはり残していました・・・（笑）



お次は築地・うおがし銘茶。
抹茶かき氷です。
写真では見えませんが、中には抹茶アイスが入っています。



とらやのかき氷は「甘味」を楽しむモノでしたが、
こちらは「お茶」を楽しむかき氷です。
さすが、老舗お茶屋さんのかき氷。

この店の代表的なお茶「ことのは」をふんだんに使っています。
甘みは最小限です。主役はお茶ですから。
お茶の渋み・お茶の味わいを堪能できます。

中のアイスも他にはない、甘さ最小限で「お茶」が濃厚なもの。
このアイスがまた素晴らしい！
あくまでこのかき氷のために作ったアイスなので、
単品での販売は行っていないそうです。

大きさもちょうどよいです。
身体を冷やさず、食べきれるちょうど良いサイズ。


ここのかき氷は数年前まではもっと渋かったんです。
中心には砂糖水で作った氷、その上に普通の氷がガリガリと掻いてあり、
まったく甘味を付けないお濃茶がそのままかけてあるものでした。
この、あまりにもシンプルで渋いかき氷に惚れ込みました。

しかし一般ウケしなかったためか、
しばらく試行錯誤した結果、少しだけ甘みをつけて今の姿になったようです。


あのシンプルなかき氷をもう一度食べたい・・・


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