2008/10/11

トゥーランドット@新国立劇場

久しぶりにオペラを観てきました。

昨年からブログを見ていただいている方はお気づきかと思いますが、
今年はオペラ・コンサートへ行く回数が激減しています。

今年は、これは外せない!と思えるものだけに厳選しようと考えたのと
仕事関係でなかなか先の予定が立たなかったのが、その理由です。

多いときは週に3回も4回も行っていたのに、
今日はオペラを観に行ったのは3月のアイーダ以来、半年ぶりでした。


観たのは、新国立劇場で上演中の「トゥーランドット」です。





演出はヘニング・ブロックハウス、
美術・衣装はエツィオ・トフォルッティ、
指揮はアントネッロ・アッレマンディ、
オケは東フィル、
トゥーランドット姫はイレーネ・テオリン、
カラフ王子はヴァルテル・フラッカーロ、
リューは浜田理恵。


アッレマンディ指揮の東フィルはよく仕上がっていたと思います。
ヨーロッパの一流歌劇場のオケに比べてしまうと
どうしても色彩感の乏しさ、線の細さ、音の薄さを感じてしまうのは否めませんが、
弦楽器セクションの艶やかさはなかなか聴き応えありました。

主役と主役クラスの3名の歌は文句なしです。
リューの浜田さんのアリアが素晴らしく、カーテンコール時にも
「ブラーヴァ!」がたくさん飛んでいました。

問題は、演出・舞台・衣装。
どこかの公園だか広場だかの、チープな芝居小屋での上演という設定。
最後にリューが死んだ後、みんな普段着に着替えて仕事終わり!的な感じ。
フラダンスをはじめとしたバレエも意味不明。

独自の読替演出をするのなら、徹底的に練り込んで
有無を言わせない説得力が必要ですね。

この舞台をまた観たいと思う人は、いったいどれほどいるのでしょうか?

歌が良かっただけに、もったいない。


まあでも歌とオケが良かったので、久しぶりにオペラを観られて満足でした。


そうそう、この公演はTVカメラが入っていました。
12/23にBShi、1月に教育TVで放送だそうです。


新国立劇場・トゥーランドット
http://www.nntt.jac.go.jp/season/updata/20000054_opera.html




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