現役最高齢の指揮者、ジャン・フルネさん死去
http://www.asahi.com/obituaries/update/1104/TKY200811040102.html
朝日新聞社のサイトよりリンク
この世界的大指揮者は、日本各地のオケだけでなく学生オケも振ってくださいました。
私も学生時代にフルネ氏の指揮でサンサーンス・ラヴェルの作品を演奏できたのは
生涯の思い出となっています。
名指揮者の手にかかると、学生オケでさえも
芳醇な薫りを立ち上がらせることができるのです。
オーケストラでの演奏経験の無い方は
「演奏するのは奏者だ。楽譜は同じだし、指揮者なんて誰でも同じじゃないの?」
なんて言いますが・・・
違います。
オケは指揮者自身の感性による間合い・テンポ感・呼吸で演奏するのです。
それぞれの奏者は、全神経を集中して
指揮者の表情・様子・雰囲気を感じ取って演奏します。
さらに、プローベ(リハーサル)では、
指揮者から細かな指示や指揮者の思いが伝えられます。
歌ってみせたり、身振り手振りで実現したい音楽を伝えます。
奏者は、本番でその思いを最大限に表現しようと努力します。
フルネ氏は、ラヴェルのボレロの練習では
「手回しオルガンのように」
と何度も口酸っぱくおっしゃっていました。
その結果産み出される音楽はまるで魔法のようです。
目の前にいる老人のオーラ・魔力に、みんなが取り憑かれます。
その指揮者と一緒でなければ出てこない音楽があるのです。
フルネ氏との演奏は、夢のようなひとときでした。
ご冥福をお祈りします。
筑紫哲也さん死去 NEWS23前キャスター 73歳
http://www.asahi.com/obituaries/update/1107/TKY200811070335.html
朝日新聞社のサイトよりリンク
ニュース23の顔でした。
筑紫氏ほどに、鋭く・誠実で・かつ信頼されるジャーナリストも希有な存在でしたが・・・
無類のクラシック音楽好きでも知られていました。
コンサート・オペラの会場で何度お見かけしたことか。
10年ほど前、NHKホールでオペラを観ていたとき。
・・・確か、ハンブルク国立歌劇場の「タンホイザー」でした。
※コジではありませんでした(^^;
休憩時間にロビーでまい泉のカツサンドを食べていたら
よく知っている声が。
知り合いかと思って顔を上げたら筑紫さんでした。
とても気さくな方で、第1幕の演奏や演出についてお話しされていたのを
今でも良く覚えています。
最近は闘病生活をされて会場でお見かけすることも無くなり、
寂しく思っていた矢先でした。
お元気なら今回のウィーン国立歌劇場の来日公演にもいらっしゃっていたことでしょう。
ご冥福をお祈りします。
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お久しぶりですがブログお引越し
6 年前
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