2011/03/19

東北関東大震災発生から1週間が過ぎました。

東北関東大震災発生から1週間が過ぎました。



(勤務先オフィスから見えた震災当日のお台場の火事)


被災地の惨状、被災された方々の避難生活、
そしてまだ消息のわからない方々・・・

日々いろいろなニュースが飛び込んできます。

私にも、まだ連絡が取れない友人がいます。

支援物資を消費し、思いやりの無い取材を行う
一部のマスコミには苦言を呈したいところではあります。


ここ東京は震災そのものの影響は限定的ではありましたが
それでも建物の崩落で亡くなる方がいらっしゃったり、
断水が続いている地域があったりします。

関東地方全体で生活に影響を及ぼしているのは電力不足です。
前代未聞の計画停電が行われ、鉄道は間引き運転を行い
交通は混乱し、その中で市民は節電生活を強いられています。
駅も店も薄暗く、スーパーもデパートも営業時間を短縮しています。

前例の無い、地域に区切った計画停電を敢行した東電はすごいと思います。
アナウンスが二転三転したことが一部のマスコミから責められていますが、
普通にやったら数ヶ月かかりそうなプロジェクトの
立案、計画、シミュレーション、実行を1日2日でやっているんです。
すべてが完璧に用意されなくても仕方ないですよね。
できるだけ停電させないようにギリギリの判断をしながら
大規模停電を引き起こさずにここまで来たという成果は素晴らしいと思います。
誰も文句言えないのではないでしょうか。

また、ガソリン不足も深刻です。
ガソリンスタンドには常に数百mの列ができ、
物流が滞るため食料や日常生活に必要なものが入りにくくなっています。
被災地への支援物資も届けにくいという状況です。

そんな中での「買い占め」は、本当に腹立たしい。
やってはいけないことをやっているという自覚があるのでしょうか?


今後は、東北地方に多い、半導体や精密機械工場が停止していることや
円高も中長期的には日本経済を圧迫していくのでしょう。

そして、なんと言っても原発事故。
まだまだ先行きが不透明な恐ろしさを孕んでいます。
このまま処置が進めば落ち着くのでしょうが、
まだまだ余震も続いていて、状況は予断を許してくれません。
今一番のConcernです。

他の地方や海外からは必要以上に不安がられている声も聞きますし
もう既に始まっている、福島県民や福島産の食品への
風評被害や差別も気になります。




自分の勤務先からは、社員に対して当分の在宅勤務を命じられています。
今週は、お客様訪問以外は自宅で仕事をしていました。
経済を落ち込ませないようにと、できる限り通常の活動を続けるという
方針の企業もあるでしょう。
しかし、今は電力を節約し、交通の混乱を緩和させる努力をすべきと考えています。
通常の経済活動をするのに足りる電力と燃料が無いのですから。
大規模停電など起こったら目も当てられません。

西に身寄りがある人は一時的に関東から出るのも有りだと思います。
電力消費削減や交通の混乱・物資不足の緩和になりますし。



(揺れで東京タワーの先端が曲がり、点灯しなくなりました。
 右奥に、千葉県市原市の石油コンビナート火災が見えます)


しかし、この危機を乗り切ったら日本は変わるのではないでしょうか。
東京が、電力や燃料を節約し、個人利用の車が減り、徒歩や自転車の利用が進み、
原子力ではなく太陽光や風力など自然のエネルギーを活用した、
世界に誇れるエコシティに生まれ変わる夢をみたりしています。


今夜は20年に一度と言われる、スーパーフルムーンでした。

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本当に明るい月でした。

ガソリン不足で車が減って空気が澄み、
加えてここ数日の冬型気圧配置。
計画停電地域ではきれいに見えたことでしょう。


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