2010/07/26

星降る夜

西麻布でのイベントの後、国立新美術館へ。


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見たかったオルセー美術館展をようやく見てきました。

パリへは5,6回要ったことがありますが、なぜかオルセーへは行ったことがありませんでした。
いつもルーヴルで時間を使い切ってしまうのかもしれません。


入ってすぐ、ドガの絵に惹かれました!
生涯ダンサーを描き続けたドガ。
でも彼はダンサーの顔を描きません。
きっと、ダンサーを人物として描きたいのではなく、
ダンサーのいる風景を描きたかったんだろうなぁ、
なんて思いながら見ていました。


モネのアルルの日傘の女!
見るのは何度目かですが、何度見ても素晴らしい光のシャワーです!

睡蓮は、ポーラ美術館にあるのが一番好きですが
これは2番目に好きかも。


サージェントのカルメンを見て、
その日はずっと頭の中でハバネラがぐるぐる止まらなくなりました。


シニャックのマルセイユ港はTDSみたいです。
というか、TDSがああいう港を模しているのでしょうけど(笑)


ピサロのボワルデュー橋、水面に映る光と影の描写がいいです。


ロートレックは、フランスのデカダン主義作家?


ゴッホの自画像。青の深さ!


ゴッホのアルルの寝室は、アムステルダム、シカゴ、
オルセーと同じ構図で3枚あったはずですが、これでコンプリートです。

オルセーのものが一番ベッドの木目が薄いのでは?
と思ってWikipediaを見たらやっぱり。
ファンゴッホの寝室



そして大本命のゴッホの星降る夜。
ただただ引き込まれるばかり。
ため息。
いつまでも見ていられます。
あそこに行ってあの構図で写真を撮りたい!

昔プロヴァンスを旅した時にアルルへ行かなかったのが悔やまれます。
行ったのはアヴィニョン、オランジュ、エクスだけでした。

惜しいのは、展示室の光のあて方が強くて、
夜の感じをだいぶ殺してしまっていたのではないかという点。
あの絵を見るのには柵が近過ぎた点。
もう少し離れて見たいのですが、離れると前に人が入ってしまいます。


ドニって少しクリムトっぽいでしょうか?
金の唐草模様とか。
それとも、この時代の流行だったのでしょうか?
ドニってダジャレになりそうでならない、難しい名前ですね。
どーにかしてください。


アンリ・ルソーの「戦争」にはメルヘンな残虐さを感じました。
可愛く描くと一層コワイです。


ハンマースホイの不思議な空気感が好きです。
どこが不自然な印象を与えるのかわからないのですが、
不自然なんです。


新美はやはり、日曜日の夕方からすいてきます。16:30過ぎてからが狙い目かも。


売店で、iPhoneケースを売っていました。
しかし残念なことに使えるのは3GSまでで、iPhone4用はありませんでした。


主な見所は前半に多かったように思います。
モネ、ゴッホ、ゴーギャン。


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2010/07/25

2人の料理人のコラボイベント・Meister Meets Meister!

西麻布「ふるけん」さんで、
M3 (Meister Meets Meister) というイベントがありました。
主催は andparty さんです。

このイベントは、2人の料理人のコラボイベント。
お一人は「ふるけん」料理長の古川さん、
もう1人はソムリエでもある、土器絵里子さん。

友人である土器さんに誘われ、このイベントに行ってきました。


2人のシェフの料理をいっぺんにいただけるなんて!


まずは乾杯の梅酒。

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これ美味しかったです!
キリンの豊潤梅酒でした。


土器さんの作品・サラダリヨネーズ。

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リヨネーズ(リヨン風)は、アンチョビ・オリーブ・
ゆで卵が入っているのが定番ですね!


アボカドカクテル。これも土器さんの作品。

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エビも入っていて、ぬるっとしたアボカドとの食感の組み合わせも楽しい、
さっぱりした夏の前菜でした!


アリゴ。by 土器さん

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潰したジャガイモにニンニクや生クリームやチーズ。
シナモンを振りかけてあります。

ジャガイモとシナモンが合うなんて!
こういう驚きって楽しいですね~。


こちらは古川さんの作品。

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冬瓜・ホワイトアスパラガス・トウモロコシ・いんげんなど。
和風のジュレがかかっています。
これも夏らしい一品。


カツオのサラダを作る古川氏。

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トマト・ポン酢・醤油を合わせたソースが新鮮でした!
このソースは鶏のささみにも良く合うそうです。


鴨のバルサミコソース。by 土器さん

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「ちぃー蒸し」。by 古川氏

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もち米、アワビ・鯛にチーズとからすみ。
「ふるけん」さんの看板メニューだそうです。
常連さんに「いつも同じものじゃ悪いな・・・」と思って
コースから外すと「何であれ無いの?」と言われるほどの人気メニューだとか。
私も、これをまた食べにきたい!と思いました。

参加者にはこの日の料理のレシピブックが配布されたのですが
この「ちぃー蒸し」だけはレシピ非公開でした(笑)


カスレ。by 土器さん
南西フランスの家庭料理ですね~

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豆のこういう使い方はヨーロッパ料理ならではですね。


鱧の骨切りをする古川氏。

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ジャリッジャリッとすごい音がするんですね。

「こんな骨の硬い魚、食べられへんわ!」とならずに
硬い硬い骨を切ってまで食べようとした昔の京都の人ってすごいですね。


仔牛のすね肉の八丁味噌煮込み。by 古川氏

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ハンガリーのシチュー「グーラッシュ」みたいですが
八丁味噌煮込み。美味しかったです。


厨房はまるで戦場です。

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サウナだったそうです。
2人のシェフが火を使うわけですからね・・・


もずく素麺。by 古川氏

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少し太めの素麺を使うのがポイントなようです。


シメのあわびご飯。by 古川氏

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ちゃんとお釜で炊くと美味しいですね~


デザート。

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桃のヨーグルトムース。by 土器さん


NHKのリポーターさんや、同じ業界の妙なつながりのある人、
「街の有名人」的な人まで、同じテーブルに居合わせた人たちも楽しく、
大満足のイベントでした!

何より、お二人の料理人がそれぞれの得意技を披露し
その両方を楽しめてしまうというのが、素晴らしい企画でした。

土器さん、古川さん、ありがとうございました!


「ふるけん」さんは職場からも近いし、
ちぃー蒸しを食べに、また行ってみようと思います。

今回の土器さんは料理研究家としての土器さんでしたが、
彼女がワインにこだわったイベントにも行ってみたいです。


andparty
http://andparty.jp/

ふるけん
http://furu-ken.com/


おなかいっぱい過ぎて、今日は夕ご飯抜きです・・・


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2010/07/22

銀座オーバカナル

私が銀座でゴハンを検討するとき、
必ず候補に挙がるのがオーバカナルです。


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ここと、赤坂アークヒルズの店舗を利用することが多いです。


オードヴルの盛り合わせ。

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季節感ありますね。
なんと、頼んだのは初めてです。
今までメニューから見落としていたのでした。

こんなお得なメニューがあったとは気づきませんでした。
これから、毎回頼む定番になりそうです。


ここは自家製のパンも美味しいんですよね。

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そして、お気に入りの鴨のコンフィ。

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皮はパリパリ・中はとろり。

付け合わせのキノコ類はやや季節はずれ?
ジャガイモが美味しかったです!


この日はデザートまでいっちゃいました。

クレームダンジュ。

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フロマージュブランにフルーツとハチミツを合わせたものですね。
これも、私の中ではここの定番デザートです。


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銀座の店舗には、ヒゲのなかなか良いキャラクターのギャルソンがいたのですが
この日は会えず。

彼がいないとなんだか寂しいです(笑)


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※GXRは返しちゃった後だったので、この写真はすべてGRD2です。


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2010/07/21

銀座・GXR・撮り歩き

以前から気になって仕方ない、リコーのGXRですが・・・

銀座にあるショールームでは半日ほど無料貸し出しをやっているので利用してみました。

リコーのショールームの目の前。
銀座のシンボルですね!

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松屋の前。

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2丁目付近で、なぜか舞妓さんが。

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ミキモト前。

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4丁目ドトール前。

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ティファニー。
ガラス張りですが、各窓が少しずつ違う方向を向いているんですね。

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手持ちの GR DIGITAL Ⅱ との撮り比べも。

GXR + A12

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GRD2

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GXR + A12

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GRD2

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前の日記も、この日借りた GXR + A12 でした。


前の日記の2枚目に載せたこの写真。
これは GR DIGITAL では取れない絵だと思います。
素晴らしい描写力!

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しかし、撮り比べてみると「意外に GR DIGITALも頑張るな!」と
思う写真になることも。


GXR + A12は焦点距離が50mm相当と少し長いため、
被写界深度が浅く、ボケやすいです。
あまりに浅すぎて絞らないと!と思うこともしばしば。
しかし絞るとシャッター速度が遅くなり、
画角の狭さもあって手ぶれが心配になります。

マクロ撮影でGRDの開放と同じぐらいのボケにしようとすると
GXR + A12ではF7.2かF9.0ぐらいまで絞らないといけない感じですね。

GRレンズ + 一眼レフ級の撮影素子搭載は魅力ですが、
使いこなしはやや難しいかも。


また銀座に行ったら借りてみたいと思います。


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2010/07/20

絶品抹茶のかき氷

築地の市場に本店がある「うおがし銘茶」は、
夏になると限定のかき氷を始めます。

銀座にも「茶・銀座」という店舗があります。

毎年これを楽しみにしている私は
並びにあるピエール・マルコリーニや、
一本裏の路地にあるハーゲンダッツカフェ、
少し先の「とらや」等の行列のできる人気店・有名店にも目をくれず、
まっすぐにここへ向かいました。


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(オリジナルサイズ)


うおがし銘茶の「茶・銀座」で出てくる、「大人のかき氷」¥500です。

母も祖母もお茶人という家で育った私が選ぶNo.1抹茶かき氷です。
とらやも辻利もここにはかないません。


氷の量と抹茶の量がちょうど良く、
女性でも最後まで食べきれます。
お抹茶がふんだんに使われているので
いつまでも薄い水になってしまうことなく、
最後の方まで美味しく食べられます。

ここ銀座の店舗はかき氷は3階で出しているのですが
3階は冷房がほとんど効いていなく、暑いです。
これが「かき氷食べたい!」欲をそそります。
そして、冷たいかき氷を食べ終わった後にちょうど良い温度なのです。

一度とらやで食べたときは量が多いし、最後は水になるし、
食べ終わる頃には冷房が寒くて寒くてたまりません!
という状態になってしまいましたから・・・
とらやのあんこは美味しいんですけどね。


そして、お店を出るときに1階で出していただく、
水出し煎茶がまた絶品。


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(オリジナルサイズ)


非常に満足したひとときを過ごしたのでした。


銀座のお店でかき氷を出すのは、7月と9月のみ。
8月は築地新店の「茶の実倶楽部」でかき氷を楽しめます。
(ただし8月第3週までの平日のみ)
築地のかき氷は中に絶品抹茶アイスが入っていたりで、
また違う楽しみがあります!


うおがし銘茶は、母も時々お茶を買うほどお茶も美味しいんですよ!


うおがし銘茶
http://www.uogashi-meicha.co.jp/


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2010/07/17

夏です!しらすの季節です!

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昨年は江ノ島でしらす丼をいただきましたが、今年は・・・


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写真ではわかりにくいですが、生しらすパスタです!

しかも、場所は海辺ではありません。

横浜元町・J PASTA
http://www.jpasta.net/


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江ノ島から毎朝生しらすが届くのだそうです。
レギュラーメニューには釜揚げしらすのパスタがありますが、
生しらすが入荷したときだけ、生しらすのパスタが食べられます。

上には水菜・ねぎ・きざみ海苔、そして生しらすと卵黄。
中はなんとチーズクリームソース?っぽいソースが。
このトッピングとソースとパスタが意外なほどに良い組み合わせでした。

その日のうちにしか食べられない生しらす。
現在では珍しい、地域性・季節性のある食材なのではないでしょうか。



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2010/07/11

日本最古のビアガーデン

横浜・山手十番館の庭。


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日本最古のビアガーデンと言われています。


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メニューはありきたりですが、
それぞれが丁寧に作られていて本当に美味しい!


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難点は、蚊が多いこと。
虫除けスプレーを貸してくれますが、太刀打ちできません。
渦巻き蚊取り線香を持ち込んだ方がいいかもしれません(笑)


そうこうしているうちに雨が降ってきてしまいました。


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というわけで、館内に移動です。


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暑い夏の夕方に蚊取り線香持参でリベンジしなくては!


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山手十番館
http://r.tabelog.com/kanagawa/A1401/A140105/14000518/


追記:
横浜山手地区は日本で最初にビールが造られた場所で、
1875年に「スプリング・バレー・ブルワリー(現在の麒麟麦酒)」の創始者であるコープランドが、
工場隣接の自宅を改装して開いた「スプリング・バレー・ビヤ・ガーデン」がここの前身だそうです。
ちなみに、現在の「山手十番館」は昭和42年の開業だそうです。


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2010/07/05

Azur - アジュール

本当に久しぶりにフレンチのコースを食べました。

・・・と言ってもランチですが(笑)


場所は、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル内の
フレンチレストラン「アジュール(Azur)」です。

このホテル唯一のフレンチレストランですが
それほど敷居の高いお店ではなく、気軽に利用できます。

海辺のホテルですがこのレストランには窓が無く、
照明は落としめで邸宅の一室のような重厚なイメージの内装でした。


7月は横浜・フランス月間ということで
ランチでもなんとシャンパーニュをグラス1杯プレゼントが付いてます。
ランチだとワインはグラス1杯程度で・・・という人も多いと思いますが
そんなときに嬉しいサービスですね。


ランチのコースですが、メインは魚・肉があり
両方も片方も選べました。
両方だと5,775円、片方だと3,696円です。


蛸のマリネと小海老のミルフィーユ アンチョビソース。

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夏らしい涼しげな前菜です。


枝豆の冷たいクリームスープ コンソメのジュレと共に。

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さらに夏らしく。


メインは1皿のみにして、肉を選びました。

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仔牛フィレ肉と夏野菜のグリル ローズマリーソース。


デザートは別メニュー4~5種類ぐらいから選べました。
選んだのはシャーベットです。

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洋なし・フランボワーズ・マンゴーです。
アイスクリームよりむしろ濃厚なのでは?とさえ思える濃厚シャーベット。
これは美味しかった!


食後のコーヒーにもお茶菓子が付いてきました。

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横浜を代表するホテルのフレンチということで
ランチと言えどかなり期待していたのですが、
正直なところ残念ながらうならせるほどのものではなく・・・


八丁堀のお気に入りのビストロのほうが満足できたりして(笑)


アジュール
http://www.interconti.co.jp/yokohama/restaurants/restaurants/azur/index.html


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