2008/10/29

Berlin Tempelhof Flughafen

今月いっぱいでベルリンのテンペルホフ空港(Tempelhof Flughafen)
閉鎖されるそうです。


ここは約15年前、私が初めてヨーロッパに降り立った空港。

物心付いてからの、初めての海外。

期待に胸ふくらませて、貯金をはたいて、チャレンジ精神いっぱいで乗り込んだ
憧れの国・ドイツ。憧れの地・ベルリン。

私の日本での師匠もまた、
ベルリンに憧れ、ベルリンで修行をし、ベルリンで仕事をした人でした。


私が初めて訪れた当時の写真を引っ張り出してスキャンしてみました。

写真が色あせてます・・・(^^;


外観。



写真ではわかりませんが、いかにも戦時中の建造物らしく、完全な左右対称です。


ターミナル内部。




宙に吊ってある飛行機の模型の位置を見るとわかりますが、
ターミナルはこれだけです。非常に小さい空港です。

こちらの、公式Webサイトを見るといかに小さいかがよくわかります。
http://www.berlin-airport.de/EN/ReisendeUndBesucher/AmFlughafen/Terminalplan/THF.html


当時利用した航空会社はサベナ・ベルギー航空でした。
この航空会社も今はありません。

ブリュッセルという、ヨーロッパ内ならどこへ行くにも便利な場所をハブにする
非常に利便性の高い航空会社だったのですが・・・


私にとっては思い出深い航空会社も空港もなくなってしまいます。

寂しい限りです。

さらば「西ベルリンの命綱」 封鎖時の空輸拠点空港



当時のポツダム広場の写真も出てきました。



大改築工事は始まっていますが、まだベルリンの壁の残骸は残っていました。


2年前に訪れたときは、ほぼ同じ場所がこんな感じです。



道路のカーブの具合が同じなのがおわかりでしょうか???

ソニー・ヨーロッパ本社、メルセデス本社、ドイツ鉄道本社、
巨大ショッピングセンター、シネマコンプレックス、いくつもの高級ホテル。

今やベルリンの中心地です。


時の流れを感じますね・・・



ヨーロッパは今週から冬時間ですね。

帰りの飛行機が朝早い!と思って頑張ってすごい早起きしたら
冬時間に切り替わる日で、無駄に1時間早起きしてしまったという思い出もあります(笑)
夏時間に切り替わる日だったら大変なことになっていました。


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2008/10/26

タダシヤナギの和栗のモンブラン

以前からずっと気になっていた、タダシヤナギの和栗のモンブラン。

やっと食べました!

実は、お店まで買いに行ったけど売り切れ・・・ということが2回続き、
今回が3度目の正直だったのです(笑)







栗の味も濃厚、クリームも上質。

スタイルとしてはモンブランの王道!といった感じです。
独自のモンブランではなく、あくまで王道・スタンダード路線を極めたというか。
しかし、この王道の極め方が、すごくハイレベル。

参りました。




こちらは、八雲店限定・シェフオススメの「ル ショコラ グランクリュ」。







チョコレートムース、フランボワーズ、
バニラクリーム、ナッツのハーモニーが気持ちよい一品です。

洗練されたスタイルも素晴らしいですね。




タダシヤナギは新宿タカシマヤタイムズスクエア地下の
「パティシリア」にも入っていますが、私が行ったのは八雲店。
自由が丘と都立大学の中間ぐらい、目黒通り沿いにあります。

パティスリー タダシ ヤナギ 八雲店
http://r.tabelog.com/tokyo/A1317/A131702/13019733/




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2008/10/25

太陽系ショコラ

Rubyさんにいただきました。

大阪・リーガロイヤルホテルにあるショコラブティック「L'eclat(レクラ)」のチョコ。



太陽系シリーズが一通り揃っているのですが、
今回いただいたのは、土星・地球・木星です。

以前にRubyさんがブログに書いていたのを見て
「ほしぃ~!」と言ってみたらわざわざおみやげに持ってきていただきました。
かなり前のことなのに、ちゃんと覚えていてくれて大感激です。

通販すらしておらず、大阪でしか入手できないそうです。


見ているだけでため息が出る美しさ。

食べるのがもったいなくて、まだ食べていません(笑)


L'eclat
http://www.rihga.co.jp/osaka/leclat/index.html




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築地虎杖

芦屋のRubyさんがお仕事で東京へ来られていたので、
築地へご案内することに。

行ったのは、築地場外市場にある寿司屋、虎杖さんです。

市場の通路にしつらえられた小さな店ですが、近所に系列が何店舗かあります。


青森より入荷の大間マグロ3種盛り。



(大トロみたいな)中トロ、(中トロみたいな)赤身、力肉と
3種の部位を盛り合わせにしてもらいました。

北海道や北陸の寿司も美味しいですが、やっぱりマグロは築地ですね!
さすが、全国からいい物が集まってきます。


あとは、赤やがらをお造りにしてもらったり、
貝も美味しそうだったので盛り合わせにしてもらったり、
この系列お得意の炙り寿司を出してもらったり
ぼたん海老を握ってもらったり。




赤やがらという魚は、私は知らなかったのですが
「本日のオススメ」と黒板に書いてあったので試してみました。
さよりに似た形をした魚だそうです。
淡泊さと味のしっかりさ具合がひらめに似てるかな・・・

貝類は、赤貝、とり貝、ほっき貝、ほたてです。
ネタケースのなかで動き回っているほど新鮮です。

炙り寿司は、表面の色が完全に変わるほど炙るのではなく
これぐらいの軽い炙りが好みです。
限りなく生に近くて、でも脂が溶け出したあの感じが・・・!
ちなみに、手前から中トロ、鮭、金目鯛です。

そして最後にぼたん海老。言うことありません。笑。


ここのネタの良さは折り紙付きです!
・・・それだけに築地で激安を争うお値段ではないのですが・・・(汗;

築地には、場外市場や近辺に何店舗も展開しているけど
実は築地で仕入れていない・・・という有名チェーンもあったりします。
ご注意を。



虎杖
http://www.itadori.co.jp/shop/shop_06.html


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2008/10/19

C3(シーキューブ)のケーキ2種

クワトロッソ



クワトロ(4つ)とロッソ(赤)をかけた、「4種の赤」という意味ですね。
四角形にも「4」の意味が込められているかもしれません。

フランボワーズ、りんご、洋なし、アプリコットと、
4種のフルーツを使ったチョコレートケーキです。



上品なチョコレートの甘さと、4種のフルーツの酸味の組み合わせが素晴らしい一品。

このデザイン性も秀逸。


モンテビアンコ



イタリア語でモンテビアンコ。フランス語でモンブラン。

中身の大部分を占める白いものはクリームではなくメレンゲです。



メレンゲの量が多いのと、リキュールバッチリ過ぎて
栗の味をいまいち堪能しきれない・・・というのが正直な感想。
渋みと濃厚な味の和栗ではなくなめらかなイタリアの栗というのも一因でしょうか。


C3(シーキューブ)
http://www.ccc-c3.jp/


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2008/10/18

諸江屋さんの落雁「風流」

こちらも金沢土産。

妙立寺近くにあった諸江屋さんの落雁「風流」です。



お店が金沢市の野町という場所にあるので「の」の形をしています。



何種類かあるものを試食して、このそば粉を使った落雁が一番気に入りました。


実家に持って行き、母にお抹茶を点ててもらいました。



金沢のつる幸さんで出たお抹茶があまりにひどかったので、
美味しいお抹茶を飲みたかったのです。

子バカ・マザコンではありませんが、やはり母の点てるお茶は美味しい!

お稽古でもお茶会でもないので食卓の上でポットのお湯で点てただけですが、
母は京都のお家元に直接出入りできる腕の持ち主です。
小さい頃から慣れ親しんでいることもあります。
さらに、お茶そのものはいいものを使っています。

甘味があります。
もう一杯飲みたくなります。
お代わりしました(笑)

落雁との相性も抜群。

久しぶりに美味しいお抹茶を飲みました。


諸江屋
http://www.moroeya.co.jp/


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加賀鳶

金沢のお土産です。加賀の地酒です。

辛口好きな私は「超辛口」に惹かれて、
加賀鳶の超辛口を買ってみました。



結果は、大失敗。

区分としては「純米酒」ですらない「清酒」。

少し飲んだだけで頭が痛くなりました・・・

よく見れば良かったと反省しています。

加賀鳶には、純米大吟醸だってあるのに。


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2008/10/17

フェルメール展@東京都美術館

やっと行ってきました。

『フェルメール展~光の天才画家とデルフトの巨匠たち~』
http://www.tbs.co.jp/vermeer/

上野・東京都美術館で開催中です。

全30数点しかない作品のうち、7点が日本へ!
7点すべてを違う美術館から持ってきているのも面白い企画です。

私がまだ見ていない作品が4点も!
うち1点は個人蔵なので、とても有り難い、貴重な機会です。


人気のある美術展へ行くときはいつも平日の朝一番です。
天気が悪ければなお良しです。
特に台風直撃・大雪など交通機関への影響が出そうな時を狙います。

が、しかし・・・

年内で平日に休みが取れそうなのは今週が最後。

あいにくの良い天気でした(笑)



上野公園も少し色づき始めています。


朝一番で並ぶときはチケット必携です。
チケットを持っていないと、せっかく朝早くに行っても
チケット売り場が9時に開くのを待ってから買い、
その後に行列の後ろへ回らなければなりません。

当日、チケットを持っていない場合は、
上野駅構内のコンビニか、みどりの窓口へ行けば早朝でも買うことができます。
上野駅の美術館チケット売り場は9時だったか10時からしか開きません。
みどりの窓口も、通常の窓口は開くのが遅いのですが新幹線改札前の窓口は
早朝から開いているので、ここを利用します。

今回も、新幹線改札口前のみどりの窓口で無事チケットを入手できました。


都美前に着いたのは、開館1時間前。



既に5人ぐらいの列ができていました。
開館時には100人ぐらいになっていたでしょうか。


開館と同時に1階の展示には目をくれず、やや早足でフェルメールのある2階へ。


いました!ありました!


まずは「マルタとマリアの家のキリスト」

Christ in the House of Martha and Mary
※スコットランド・ナショナルギャラリーhttp://www.nationalgalleries.org/よりリンク

スコットランド・ナショナルギャラリーにある絵で、私は初めて観ました。
フェルメール初期・唯一の宗教画です。

フェルメールの他作品とは作風が違いますが、
赤・黄・青・布・左側から光というところはフェールメールですね。


そして、マウリッツハイスにある「ディアナとニンフたち」

Diana and her nymphs
※マウリッツハイスhttp://www.mauritshuis.nl/よりリンク

あの、真珠の耳飾りの少女と同じ美術館にあります。

これも他作品とはやや異なる作風のため、マウリッツハイスに行ったとき、
私ははじめはフェルメールとは気づかずに見ていました。

マウリッツハイスは建物もいいんですよね。
何度も行ってますが、また行きたい美術館です。


アムステルダムにある「小路」

Gezicht op huizen in Delft
※アムステルダム国立美術館http://www.rijksmuseum.nl/よりリンク

写真だとなかなか伝わりませんが、本物は奥行き感が全然違いますし
ディティールの描写精度が違うので、ぱっと見たときに視線を集める場所が違います。
たとえば、建物前でしゃがんでいる黄色い服の人。
写真だとなんだか溶け込んでいますが本物を見るとここに目が行くんです。

ちなみに、アムステルダム国立美術館の地下には長崎の出島の模型や
出島貿易時代に持ち帰った刀や鎧が展示してあります。
こんなところで日本の歴史を見るというのも、なかなか新鮮で面白いです。


ブラウンシュヴァイクにある「ワイングラスを持つ娘」

Mädchen mit dem Weinglas
※アントン・ウルリヒ美術館http://www.museum-braunschweig.de/よりリンク

少し前に、このブログでも採り上げました。
やはり他の絵に比べて修復・洗浄・保管が十分でないことを伺わせます。

しかし、それを補ってあまりある絵の力を改めて感じざるを得ません。
他の作品と並べて見ることで、この絵の力がさらに際だっています。
構成・光の濃淡・表情など、どれを取っても秀逸です。

そして今回改めて気づいたのは、この絵は近づいたり観る角度を変えると
まったく違うところに視線が行き、違う発見があることです。
これはこの絵に限ったことではないのですが、この絵は特に顕著だったのです。

オーケストラやオペラは、その本拠地となるコンサートホールや劇場で
聴いてこそ本物の音が聴けるという理屈に似て、
現地の美術館で見ないと、という声もあるのですが・・・

こうして他の作品と並べて見られる機会は貴重です。
同じ絵を違う美術館で観る楽しみ。
東京など他都市で行われる企画展ならではの楽しみ方ですね。


ニューヨーク・メトロポリタン美術館にある「リュートを調弦する女」

Woman with a Lute
※メトロポリタン美術館http://www.metmuseum.org/よりリンク

フェルメール後期の作品ですね。
私は初めて観る絵です。

髪の毛や布の縁、影の境目での光のぼかし方が印象的でした。

背後にある地図も面白いです。
今回出展中止になった、ウィーン美術史美術館所蔵の「絵画芸術」にも
背後に地図がありました。



アイルランド・ナショナルギャラリーにある「手紙を書く夫人と召使い」

Woman Writing a Letter with her Maid
※アイルランド・ナショナルギャラリーhttp://www.nationalgallery.ie/よりリンク

初めて観る絵です。

言葉を失いました。ただただ、圧倒されました。

すごい光の濃淡・陰影、白の輝き。

この作品1点だけを目玉作品にして
展覧会を企画できそうなほどです。

見に来て良かった!


「ヴァージナルの前に座る若い女」
個人蔵のため、ネット上で公式に公開されている画像はありませんでした。
見たい方は、こちらからどうぞ。

これも初めて観る絵です。
写真で知ってはいましたが、これほど小さいとは。25.2 x 20cmです。
ルーヴルにある「レースを編む女」と同じぐらいの大きさです。
・・・と思っていたら、同じ布地からとって作ったキャンバスに描かれているのだとか。



フェルメールはピンホールカメラのような物で写真を撮り、
それを見ながら絵を描いたそうです。
その様子は映画「真珠の耳飾りの少女」にも出てきますね。

どの作品も写真のように一瞬の「時」を切り取ったような不思議な感覚があるなぁ、
と思いながら観ていました。



館内へ入ってから最初の1時間はこれらの絵をぐるぐる行ったり来たり。
かなり自由に、好きなだけ観ることができました。

10時を過ぎると混み始めてきたので、
1階から順にその他の出展作品を観て出てきました。

フェールメール7点中2点が初来日、4点が私にとっての初体験。
大満足な展覧会でした。

印象に残ったのは、「ワイングラスを持つ娘」と「手紙を書く夫人と召使い」です。

会期中にもう一度ぐらい行きたいのですが、
平日に休みを取れる見込みがないのが悩みどころです。。。


『フェルメール展~光の天才画家とデルフトの巨匠たち~』
http://www.tbs.co.jp/vermeer/


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2008/10/16

和倉温泉渡月庵・のとじま水族館・金沢もりもり寿司

2日目のランチを食べた後、金沢駅からサンダーバード号に乗って移動です。




約10年ぶりに訪れた金沢駅は大きく変わっていました。



遠目にはスポーツスタジアムのような感じです。

正面の鳥居をあしらったモニュメントが印象的です。


1時間ほど電車に揺られ、着いたのは能登半島・和倉温泉駅です。




泊まったのは、渡月庵
なんと、大正3年建築。90年以上経っている建物を改修しながら利用しています。
開湯1200年という和倉温泉ですが、今では戦前からの建物はここだけだそうです。



背後右側の大きな建物は、あの有名な加賀屋旅館です。
いつかこちらにも泊まってみたいですね。

10部屋も無い小さな旅館で、歴史を感じさせる風情と趣があります。
古いですが、ちゃんと改修・手入れをしながら使っているのでとても快適です。

露天風呂もあるし、北陸の海の幸や能登牛を使った料理も美味しいです。




こちらは夜の渡月庵。



渡月庵
http://www.hosenkaku.jp/togetsuan/



次の日は、能登島まで足を伸ばしてみました。




能登島には水族館があります。

海中トンネルや、イルカショーなどを見ました。





イルカって、姿が美しいので絵になりますね・・・


のとじま水族館
http://www.notoaqua.jp/



能登島を後にして、再びサンダーバードで金沢へ。




金沢で一番人気のあると言われる回転寿司「もりもり寿司」へ立ち寄ってから
空港へ向かい、帰宅しました。



こちらは、北陸の海老3種盛り。甘えび、白えび、ガスえびです。



そして、最後にのどぐろを。



帰る前にこれを食べたくて寿司屋へ寄ったのです(笑)

金沢で1番人気の回転寿司ということですが、
前日にあまりにも美味しい寿司を食べてしまった・・・
というのが正直な感想ですね(笑)

もりもり寿司
http://r.tabelog.com/ishikawa/A1701/A170101/17000420/



帰りに小松空港で飛行機に搭乗したらアナウンスが。
「現在、燃料補給中のため、離陸が遅れています」

え?

東京はとても天気が悪いらしく、羽田にも成田にも着陸できない場合は
名古屋へ着陸するのだそうです。東京までの燃料はあるけど、
さらに名古屋へ行けるだけの燃料を積み増しているのだとか。

名古屋へ行くぐらいなら、次の日の便に振り替えしてほしいな・・・
そうしたら金沢にもう一泊できるのに。

と思っていたら、無事に羽田へ着きました(笑)



電車の遅延(行きのサンダーバードが40分遅れ)や飛行機の遅延などあったものの、
温泉・北陸の海の幸(特にのどぐろ)・兼六園と目的は達成し、
結果としては大満足な旅となりました。


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