2011/07/28

出会い。

職場が入っているビルにアンティークの時計を扱っている店があり、
時折立ち寄っていたのですが・・・

先日、閉店しました。

閉店1週間前から閉店セールで店内のものが半分以上、50%から70%OFFに。
以前から「お?」と目を付けていたあの時計も50%OFFに。

どうしようかと悩むこと数日。
いくら50%OFFとはいえ、簡単に手を出せる金額ではありません。

閉店の日の夜・・・

21:00閉店のところ、21時:30に「すみませーん」と店のドアを開け、
「買いたい時計があるのですが」と。

めでたく、その店最後の客になりました。


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1960年のLONGINES。手巻きです。

ちょっとお目にかかれない、非常に珍しい顔です。

シンプルでクラシックだけど、遊んでいる。

インデックスの配置が目を引きますが
長針・短針の形も面白い。

ダイアルは、写真ではわかりにくいですがクリーム色。
インデックスのフォントとの組み合わせが
非常にクラシカルな雰囲気を出しています。

リュウズを巻いたときの重さ強さが
作りの良さ・状態の良さを物語っています。


今でこそLONGINESはswatchグループ傘下に入り
地味目な中堅ブランドのようになっていますが、
クォーツ・ショック/時計業界大再編以前のLONGINESといえば
スイス時計を代表するメーカーでした。

ベルトは流石にオリジナルではありませんが、
ケース・ダイアル・風防はオリジナルとのこと。


良い出会いでした。
長くつきあっていきたいと思います。


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2011/07/24

箱根そば

箱根の名物といえば、そばも忘れてはいけません。

箱根のそばでは、以前に行った暁庵という店が美味しかったのですが
駅から少々離れているため、今回は駅周辺で評判の良さそうな
「そば切り 十六夜」という店へ行ってみました。

行ってみたら営業時間内であるにもかかわらず「仕度中」の札が。

店員さんに聞いてみると、そばを切らしてしまい
次を打っているところで、もう15分ほどで開店しますとのこと。

15分待てば打ちたてが食べられる!ということで
もちろん、待つことに。





暁庵と似たスタイル。
細切りの清涼感あふれるそばでした。
水がきれいな土地であることを感じさせるそばです。


テーブルにあった黒七味と山椒が原了廓だったのも高得点。





ここの黒七味、大好きです。


帰りに、階下で販売している温泉まんじゅうをいただきました。





食事には水羊羹風のデザートが付いていたので
これは帰りの新幹線の中でいただきました。



箱根へは毎年来ていますが、何度来ても癒されます。
いつも1泊旅行ですが、
次に来る時は3泊ぐらいしたいですね。




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2011/07/20

伝統のカレー

美術館のあとは・・・


ビールです!


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ビールと言えば・・・


カレーです!


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あわせて3,000円オーバー(笑)



箱根の老舗中の老舗、富士屋ホテルへ、
伝統のカレーを食べに行ったのでした。








付け合わせは、箱根寄木細工の器で出てきました。


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こういうところで地元の工芸品が使われるの、いいですね。



一見オーソドックスなカレーですが、
食べれば手間ひまかけて作られていることがわかります。
さまざまな食材が煮込まれ、どろどろです。


強羅あたりでランチを・・・と迷ったら
ちょっと足を延ばす必要がありますが
ここへ来るという選択肢は悪くないですね。







この日、ホテルでは何組か結婚式をしていました。
披露宴料理のメインはカレーでしょうか?(笑)



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2011/07/18

箱根の高原と森

オーベルジュ・オー・ミラドーでご飯を食べるのが目的だったので
そのまま帰っても良かったのですが・・・





やっぱりせっかく来たのだからゆっくりしたいし
温泉にも入りたいし、箱根に来たら外してはいけない
あそこにも行ってないし・・・

ということで、泊まることにしました。

当日で宿が取れたのは、箱根ハイランドホテルです。


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仙石原高原の、ガラスの森美術館のとなり、
星の王子様ミュージアムとは裏庭が直結という便利なロケーション。

戦前からの老舗ホテルですが現在は小田急の系列になっています。


蛇口をひねればミネラルウォーターが出るという
水が自慢のホテルのようです。

部屋の洗面台にもこんなプレートが。




温泉もよかったです。
大浴場をリニューアルしてから
それほど経っていないようでとても綺麗だし、
浴室前のラウンジが素晴らしいくつろぎの空間で気に入りました。


それから、この緩やかな斜面に作った庭!

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日陰の椅子や芝生でぼーっとしているだけで幸せになれます。
シャンパーニュなんかあったら最高です!

仙石原って、もっと暑いと思っていたのですが
湿度も低く風も通るので予想外に快適でした。

でも、2日目の午前にはここの芝生でごろんとしていたら
震度4の地震に襲われました・・・
こんなにまで”大地の揺れ”を感じたのは初めてでした(笑)





夜には星も見えます。
高原の夜空は綺麗ですね。


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(180秒で撮ったので星が流れてます。笑)


朝食を食べて・・・





「箱根に来たら外してはいけない」あそこへ!


ポーラ美術館です。





箱根に来たら、必ず立ち寄ります。

普段は3月頃に来ることが多かったので
こんなに「森の中」になっているのを見るのは久しぶりでした(笑)


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フランス印象派を中心とした
すばらしいコレクションを所蔵しています。
個人的には、モネの睡蓮ではここにあるものが一番好きです。

今回は、レオナール・フジタ展をやっていました。




フジタの、輝きと落ち着きのある白の解説が興味深かったです。
それから、小さな職人達はいつも楽しませてくれます!


毎回ここに来てすごいなーと思うのは、
コレクションの見せ方です。

数も豊富なのですが、毎回の企画に合わせて
ちがう切り口で所蔵作品を展示しています。
よそから借りて来たものはむしろごく一部。
相当あたまをひねっているんだなー、と感じます。

ここ数年、ほぼ毎年箱根へ来ていて、
毎回ここへ立ち寄りますが何度来ても飽きません。



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2011/07/16

オーベルジュ・オー・ミラドー

先日、ふとオーベルジュ・オー・ミラドーで食事をしたくなり、
ふらっと箱根まで行ってきました。

オーベルジュ・オー・ミラドーは、箱根で一番好きなレストランです。


まずは、シャンパーニュから。夏のフレンチには欠かせませんね。
この日出てきたのはPANIERでした。

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個人的には、グラスがいまいちでした。
リーデルのソムリエのような、口が少しすぼまっている
細長いタイプが好きです。

この形だと薄く広がった感じで口に入ってきますが、
リーデルのソムリエのような形だと「しゅっ」と
まとまった感じで口に入ってきます。

香りが派手なお酒ならこういう形もいいのでしょうけど
PanierのBrutはそこまでではありませんし・・・


シャンパーニュといっしょに出て来たアミューズ。

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見た目はお菓子のようです。
パンと海産物を組み合わせた、創作的なひと皿でした。


前菜は、穴子を使った冷たいお皿。

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穴子のフリット、三浦半島の有機野菜、ブラッドオレンジのジュレ。

穴子がさくさくふわふわ。
ブラッドオレンジの酸味が油分を中和してくれます。

日本人にしか作れないフレンチですね。
勝又シェフは地元の野菜や海産物を中心に使います。


白はすっきりブルゴーニュで。




コースには入っていなかったのですが、スープも付けました。
長野県産の白アスパラガスの冷製スープ。

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ふりかけたカイエンペッパーのピリリが効いています。


魚は駿河湾のヒラメ。



上に乗っているのは、レモンの泡です。
それにカブとかキャラメリゼしたトマトなどが添えてあります。

レモンはふわっと風味がする程度で酸っぱくありません。
キャラメリゼしたトマトに工夫を感じました。


肉は鴨の胸肉のロースト。



金柑のソースです。奥に、金柑の砂糖煮が添えてあります。
上に乗っているのはクスクスに見立てたカリフラワー。

夏のランチにちょうどよい、鴨肉の濃厚さと軽さ。

ワインも鴨に合わせ、ボルドーではなく南仏系を選びました。






デザート前にチーズがワゴンで来ました。



お腹も膨れてきましたが目の前に出されると欲しくなり、一つだけ(笑)。
ゴルゴンゾーラに蜂蜜を添えていただきました。

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やっぱりゴルゴンゾーラに蜂蜜は最高の組み合わせですね。
この蜂蜜がまた絶品で、帰りに買って帰りました。


デザートはガーデンで。
芦ノ湖を見下ろす高台にあるこの店は、風が通って気持ちいいです。

デザートはオレンジを使ったいろいろ。



酸味と甘さが心地よい、冷たくてさわやかな夏のデザートです。


3時間ちかくかけた、大満足のランチでした。
ここの料理は野菜が多めで重くないので、食事後も苦しくなりません。

・・・とは言っても食べ終わったのが16時ごろだったこともあり、
この日の夕ご飯は抜きました(笑)





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