2008/02/28

メールいろいろ

ちょっと面白いメールネタがたまってきたのでご紹介します。


会社からメールが来ました。
「Jorge.Sさんという方から電話がありました。折り返し電話が欲しいとのことです。
 電話番号は 03-xxxx-xxxx」

ジョージさんなら「Jorge」じゃなくて「George」でしょ!

・・・と突っこもうと思っていたら、
本当に「George(ジョージ)」さんではなく「Jorge(ホルヘ)」さんでした。

スパニッシュ系のお名前ですね。

ちなみに、この方は外資系のヘッドハンターでした。
時々、ヘッドハンターから勧誘の電話がかかってきます。



仕事の取引先の方に
「△△ビジネスエンジニアリング □沢様、
 お世話になっております。liebejudithです」
とメールしたら

「liebejudith様、
 お世話になっております。△△ビジネスエンジニアリング □沢です。」

と返信が来ました。

恐らく私が出したメールの1行目をコピー&ペーストしたのだと推測します。

・・・以前から親しくおつきあいさせていただいている方なので
問題ありませんでしたが、
いきなりこんなメールが来たら「どれだけ上から目線なんですか?」
と突っこみたくなりますね(笑)



「主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました」

昨年来た、出会い系勧誘迷惑メールの件名です。
あまりにも衝撃的なこのタイトル、忘れられません。
内容は至って普通の出会い系勧誘迷惑メールだったのですが・・・

このインパクトたっぷりなメール件名に、ネット上でもかなり話題になったようです。

Googleの「主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました。」の検索結果


ちなみに、全文はこんなでした。


件名: 主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました。

差出人: 久光

いきなりのメール失礼します。

久光さやか、29歳の未亡人です。

お互いのニーズに合致しそうだと思い、連絡してみました。

自分のことを少し語ります。

昨年の夏、わけあって主人を亡くしました。

自分は…主人のことを…死ぬまで何も理解していなかったのが

とても悔やまれます。

主人はシンガポールに頻繁に旅行に向っていたのですが、

それは遊びの為の旅行ではなかったのです。

収入を得るために、私に内緒であんな危険な出稼ぎをしていたなんて。

一年が経過して、ようやく主人の死から立ち直ってきました。

ですが、お恥ずかしい話ですが、毎日の孤独な夜に、

身体の火照りが止まらなくなる時間も増えてきました。

主人の残した財産は莫大な額です。

つまり、謝礼は幾らでも出きますので、

私の○欲を満たして欲しいのです。

お返事を頂けましたら、もっと詳しい話をしたいと

考えています。連絡、待っていますね。




迷惑メールの中には、その辺の小説やコピーライター顔負けの
創作力でなかなか面白いものがあったり
シリーズもので話がどんどん続いていくものがあったりして
けっこう楽しめるものもあるんですよね。

続きを楽しみに待っている自分がいたりもします(笑)


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2008/02/27

恵比寿ソナム

数日前になりますが、仕事帰りに恵比寿で韓国料理を食べてきました。

行った店は、恵比寿「ソナム」です。
日本在住韓国人芸能人もよく来店する、有名なお店です。

以前、職場がこのソナムと同ブロック背中合わせにあったので、よく通いました。
ユンソナやBOAなど、何度かみかけたことがあります。

同僚がソナムの店長さんと同姓同名で、職場の机の上に
ソナムの店長さんの名刺を置いていたりしたのも、楽しい思い出です。


上カルビ焼き。



柔らかく、上質なカルビです。
プルコギ鍋を注文したので、その場で焼くことはできず、
厨房で焼いたものを出してもらいました。

添えてあるのは、餅みたいな食感の不思議な食べ物でした。
私は韓国料理にはあまり詳しくないので、なんというものなのか不明です。

キムチ盛り合わせ。



辛すぎず、とても美味しいキムチでした。

プルコギ鍋。



絶品です!豪華です!この店では2名以上でないと注文できません。



ジンギスカン鍋のように、鍋の中央が盛り上がっていて、
余分な油は流れるようになっています。


この店の料理は日本人の舌に合わせてアレンジしてあると感じます。
歌舞伎町と新大久保の間のコリアンタウンの、
日本語の看板すら出ていない店などに行くと
「これはいったい、人間の食べるものなのだろうか?」
と思うぐらい辛いものが次々に出てきますから(笑)


ところで、韓国料理は唐辛子を使った辛いものが多いですが、
実は朝鮮半島に唐辛子を持ち込んだのは日本人だって、ご存じでしたか?
豊臣秀吉が朝鮮派兵したときに日本から持ち込んだ唐辛子が朝鮮半島に広まったのだとか。


ソナム
http://www.sonamu.jp/ebisu/index.html





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2008/02/24

長いバゲット

最近仕事が忙しく、今日も家で仕事です。
今はお客様のところへ行っているので、現場ではそのプロジェクトに関する仕事しかできず、
その他の仕事は帰宅後や週末にやるしかありません。

そんなワケで今日も家飲み。

Chateau La Plaige 2005年。ボルドー赤です。



青系のラベルが珍しかったので買ってみました。



ふくよかさ・柔らかさのある味でしたが、
味も香りもちょっと薄い感じ・・・



半分ぐらいまで飲んだけど、あとは料理用かな(笑)

渋谷のドゥ・マゴでバゲットを買ってきました。
最近よく買っているのですが、ここのバゲットは本当に長い!



ワインのボトルと並べるとよくわかると思います。



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2008/02/22

マシューの情熱

ヘイ!マシュー!君はなんて情熱的なんだい・・・?

なんてバッハの作品があったらオカシイですね。


Matthew's Passion (Matthäus-Passion) は
「マシューの情熱」ではなく「マタイ受難曲」と訳すのが正解です。


そろそろカーニヴァルの季節が終わり、受難節に入ります。
受難節が明けるとイースター(復活祭)ですね。

受難節とは、磔刑に処されたイエス・キリストの死を悼む期間のことです。
この時期、キリスト教徒達は喪に服すため禁欲生活に入ります。

その前に肉や酒を楽しんでおこう!というのがカーニヴァル(謝肉祭)です。
 でも、現代ではカーニヴァルの楽しみだけが残り、
 受難節の禁欲生活を送る人はごくわずかだそうで・・・


このキリストの受難をテーマにした音楽が「受難曲」で、
この受難節の時期によく演奏されます。


マタイ受難曲は、J.S.Bachが遺した最高傑作とも言われる作品です。
オーケストラ、混声合唱2組、児童合唱に加え、ソリスト5人を要し、
演奏時間は約3時間という超大作。


この超大作に真に気合いを入れて望む指揮者が多いため、
数々の名演奏・名録音がありますが・・・


悲しみをたたえた青白い炎が静かに燃え、ひたひたと迫ってくるような
このアーノンクールの演奏が大好きです。


バッハ:マタイ受難曲
ニコラウス・アーノンクール指揮/コンツェントゥス・ムジクス・ウィーン


アーノンクール自ら結成し、50年も続いているコンツェントゥス・ムジクス・ウィーンは、
隅々までアーノンクールの意志・思想が行き渡っていて、彼の手・足・口となり
とめどなく音楽があふれ出てきます。

クリストフ・プレガルディエン、クリスティーネ・シェーファーをはじめとする
豪華歌手陣もオーケストラに乗ってすばらしい歌を聴かせてくれます。

フレーズひとつひとつ、歌手達の言葉一つ一つが強く訴える力を持ち、
心に染み入り、それぞれに意味や重みを感じます。

心を敏感にして、その一つ一つを聴くと、えも言われぬ感動を味わうことができます。

癒しもあり、また、抗うことのできない運命の強大さを感じさせてくれます。

ああ、この響きにずっと包まれていたい・・・と思わずにはいられません。


ちなみに、日本の古い教会にある賛美歌集の中には、
本当に「聖マシューの情熱より」なんて書いてあるものが存在するらしいです。

似たようなものに「ジョンの熱愛」なんてのもありますね。

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2008/02/17

コレクション日本

バレンタインデーには何も無しでしたが・・・週末に届きました!戴きました!



Oriol Balaguer(オリオール・バラゲ)の「コレクション日本」。







私はこのブランドを知らなかったのですが、

スペイン・バルセロナ発のブランドらしいです。



バラゲ氏は「デザート界のピカソ・奇才」と呼ばれる職人で、

一部ではピエール・マルコリーニを上回る評価を得ているのだとか。



http://www.oriolbalaguer.com/



日本では、白金台に店舗があるようです。





さて、その中身は・・・







WASABI、YUZU、SOJA、JAPAN GEMNAICHA の4種類9個入り。





まず試したのはWASABI。







外側は堅いマーブルのチョコでコーティング、

内側は柔らかい、ビター気味のチョコ。



どうやら外側の白い部分にわさびの風味が仕込んであるらしいです。

わさびは「ツンと辛い」まで利いてなく、

スッとするような、ちょっとしたミント系ハーブのような使い方。

全体に均一ではなく、白い部分に濃淡が付いているので

一口ごとにわさびの風味の強弱が変化するのが心憎いです。

白い部分が一番濃い箇所ではわさびの味とわかるぐらいになっている

絶妙なバランスが素晴らしいです。







それから、YUZU。







外側は堅めのチョコでコーティング。

ホワイトチョコレートをベースにしてゆず風味のチョコが混ぜてあります。

内側はホワイトチョコレートの柔らかいチョコ。

こちらにもゆずのペーストというかジャムというかクリームが練り込んであります。



ホワイトチョコレートの優しい甘さとゆずの風味が良く合います。

「アイスクリームにゆず」とか「ミルクプリンにゆず」を想像していただければ

ミルク風味の洋菓子とゆずという組み合わせは

決して奇抜なものではないことはご理解いただけると思います。



このYUZUが一番のお気に入りでした。







こちらは、SOJA。







大豆ということですが・・・

外側はホワイトチョコレートでコーティング。

内側はブラックチョコに大豆のペーストが練り込んである感じ。



これだけは正直、ちょっと微妙かも・・・

時折舌に触れるストレートな「豆」の味に

どうしても違和感を感じてしまいます。





最後に、JAPAN GENMAICHA。







玄米茶ですね。

外も内もブラックチョコ。時々、わずかに苦めのお茶の味が舌に触れます。

これはなかなか良かったです。

考えれば、チョコレートとお茶はよく合いますから。







このオリオール・バラゲのチョコ、あえて味を均一にせずに

濃淡をつけることによって一口ごとに変わる味わいを演出している作品が多そうです。

他のも試してみたくなります。







久しぶりに一流のチョコレートを食べました!





幸せです。





ところで、オリオール・バラゲはバルセロナのブランドということですが、バルセロナは「スペイン」ではなく「カタルーニャ」だという独立気風の強い地域だということでも有名です。

文化・民族・言語どれもがスペインとは違うのだそうです。

現在は落ち着いていますが、一時はスペインからの独立運動の気運が高まったこともありました。



私もバルセロナを一度訪れたことがありますが、街中どこでも看板・標識はすべてカタルーニャ語とスペイン語の2言語表記。地元の人も両方話せる人がほとんどなのだとか。





バラゲのWebサイトでも、「Español(スペイン語)」よりも「Català(カタルーニャ語)」のほうが

先に来ているのが象徴的です。



オリオール・バラゲ

http://www.oriolbalaguer.com/




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2008/02/16

バレンタインデー・・・

バレンタインデーは、仕事に行って帰ってきただけでした。

今はお客様のところへ行っているし、
自分のチームには女性もいないので義理チョコすら無しです。

生保の営業のおばちゃんが大きな紙袋いっぱいに用意したチョコを
配っていたけれど、唯一のチョコがこれってのも悔しいのでもらわず(笑)



・・・しかし、「最悪」のはじまりはここからでした。

前日から「風邪引いたっぽいなー」と思っていたのですが、
この日の午後からいよいよ本格化。

でも今週中に仕上げなければいけない仕事があったので、
次の日に休めるメドがつくところまで・・・と頑張ってしまいました。

高熱でフラフラでトイレへ行くのもかなりの気合いが必要。

職場から最寄り駅までは歩いて15分ぐらいなのですが
この距離を歩ききれる気がしなかったのでタクシーを利用。

電車の中でもガタガタ震えながら真っ赤な顔をしてハァハァフゥフゥ。

電車から駅のホームに降りたときは気温差で気を失いかけ・・・

しかも、最後の「火事場の馬鹿力」で、
コンビニで大量の食べ物と飲み物を買い込んでの帰宅。

我ながらよくも自宅までたどり着いたと思います。



2日間寝続けて、ようやくブログ更新できるところまで回復しました。

今日はN響が大好きなマーラーの9番をやるので
聴きに行く予定だったのですが、断念しました。



風邪で寝込んだときは、いつもコレです。

アルミパックゼリー食品。



のどごし良く、必要な栄養分が摂れ、吸収も良いです。
寝ながら摂れるのがいいです。
何も食べられなくても、これなら入ることも多いです。

ポカリスエット。



アルカリ性スポーツ飲料は、ph値が生理食塩水に近いため
真水よりも胃腸に負担をかけずに水分を吸収できます。
さらに、生物学をかじった弟によると、成分が点滴に近いのだとか。
糖分やカロリーも適度に摂れるので病人には最適です。
 ※実家では祖母に飲ませています。



あと1日でちゃんと治して、来週から仕事復帰しなくては!


※ayayaさん、ゴメンナサイ! 編集ミスってコメント消えてしまいました・・・
  何とか復活させました・・・


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2008/02/13

シードルのパン・6周年

田園調布メゾンカイザーで、シードルのパンというものを売っていたので、買ってみました。

あの、リンゴで作る発泡酒のシードルです。



持つと、見た目よりもずしっと重さを感じます。

中は少ししっとり。

リンゴの果肉が入っています。



シードルの風味がします!

あくまで「リンゴ」ではなく「シードル」です。

何というか、炭酸のスースー感があるんですね。

なかなか美味しいパンでした。


ところで、日本では「シードル」と「サイダー」って別のものを想起させますね。
本来同じものを指す言葉なのですが・・・

他にも「カード」「カルタ」「カルテ」とか、「ガラス」「グラス」とか、
そういう外来語は多いです。


こちらは、クロワッサン。



メゾンカイザーのクロワッサンは有名ですね。

バターたっぷりだけど、多すぎずしつこくない、絶妙なバランスを保っています。



こちらは、ボルドーの赤。Chateau Moulin Raymond(シャトー・ムーラン・レイモン)。



なんと、2000年です。


・・・しかし。


これぐらいの保存期間になると保存状態にかなり左右されるのではないでしょうか?
なんだかムッとくる匂い。それに反してあまり立ち上がらない香り。

その辺の店で¥1,000台を買うなら、
2005年・2006年あたりで良いものを探す方がいいかも。

2000年以前のワインなら、ちゃんと保存してある、
それなりのものを買った方が良さそうです。



今日は、今の会社に入った入社記念日でした。
早いもので、明日から7年目に突入です。

入社時のいろいろな思い出は、1年前の日記でいろいろ書きました。

http://plaza.rakuten.co.jp/liebejudith/diary/200702130000/


私がいる会社は現在社員が40数名。
入れ替わりの激しいこの業界です。
私より古い人は、社長の他には3人しかいません。

先月終わりから、私は自社ではなくお客様のところで仕事をしていますが
その間にもう3人も入社しました。
私はまだ彼らの顔を見ていません。

さらに先月、とても頼りにしていた後輩が辞めてしまいました。

彼が入ってきてからずっと頼りっぱなしでしたが、また私が頑張らないと・・・!


※ところで、このブログのコメントフォームが変わったようです。
 GoogleやOpenIDのアカウントを持っていない方は、
 「名前/URL」を選択するとニックネームを入力できるようになります。
 URLは入れても入れなくてもかまいません。
 ご自分のブログ等をお持ちの方は、ブログのURLを入れていただくと
 訪問者が増えるかもしれません。

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2008/02/12

ぶどうの丘でワイン三昧

山梨・甲州と言えばワインの産地!
月曜日は温泉帰りに勝沼でワイン三昧してきました。

ぶどうの丘までは、中央本線の勝沼ぶどう郷駅で降り、徒歩15分ぐらいです。



駅から見えるのはぶどう農家とぶどう畑ばかり!



ぶどう畑もうっすら雪化粧。
斜面が多く、いかにもぶどう作りに適した地形という感じです。
遠くに南アルプスの山々が見えます。

ここがぶどうの丘。



勝沼町営の施設です。地下にあるワインカーヴで地元のワインが試飲できます。

すごいワインの数です!



通路に置いてあるワイン樽の上に試飲用のワインが置いてあり、
自由に飲むことができます。

この「タートヴァン」というカップで試飲します。



フランスのワイン蔵に伝わる伝統的な試飲用カップだそうです。
カップの凹凸はワインの色を見るための工夫なのだとか。


いったい何種類のワインを試したでしょうか・・・


残念ながら、これは!と思う赤は見つかりませんでした。
山梨のワインはあまり好みではないかも知れません。
あまり香りが立たず、ふくよかさが少なく酸味が強く感じます。

はじめは試飲用に開けてあるから酸化が進んでいるのかな・・・と思ったのですが、
お客さんが増えてきて試飲用のボトルの回転が良くなってきた頃に試しても
残念ですが感想は同じでした。


結局、選んでお土産に買ってきたのはこの2本です。



左は甲州種ぶどうを使った『勝沼町原産地認証ワイン』。
白・辛口です。
すばらしい香り・口当たり・後味!
この日試した中では別格の味わいでした。
国産のワインで¥3,000を超すお値段ですから、それなりのものだと思います。

右は地元産ナイアガラ種を使った『シャンモリ』。
白・甘口です。
デザートワインのように甘く、しかししつこすぎない、
さわやかな味わい。
アルコール度数も低めなので、お酒に弱い女性にもオススメです。
こちらは¥1,000ちょっと。

今度の週末にでもゆっくり楽しみたいと思います。


周辺にはたくさんのワイン醸造所があり、
見学・試飲・販売をしているところが数多く存在します。

片っ端から制覇したい気持ちに駆られます。

でも車がないとあちこち回れないし、仮に車があっても飲めないし・・・

お金と時間に余裕があるときにタクシーで回るしかなさそうですね(^^;


ぶどうの丘
http://www.budounooka.com/


山梨ワイン醸造 原産地認証ワイン

ナイアガラ【山梨/シャンモリワイン】


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2008/02/11

温泉旅館の王道

日曜日、中央本線で甲府まで行き、身延線に乗り換えました。







行き先は、武田信玄の隠し湯で知られる、下部温泉です。









山梨県の、南アルプスと富士山に挟まれた谷間にあり、

東京から見るとちょうど富士山の真裏にあたる位置になります。





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「武田信玄の隠し湯」が売りなだけに、

街中至る所に「風林火山」ののぼりが。









泊まったのは、高浜虚子も執筆のために逗留したという、

下部温泉随一の老舗旅館「湯元ホテル」です。









昭和のレトロな香り漂う、いかにも温泉旅館の王道といった雰囲気。



はんてんを着た男性従業員、着物姿の女性従業員、

夕食に行って帰ってくるとふとんが敷いてあり、

朝食に行って帰ってくるとふとんが上がっています。



これで卓球台があればパーフェクトですが、

「娯楽室」はありましたが残念ながら使用停止中でした。

旅館備え付けのパンフレットによれば娯楽室には卓球台があるらしいのですが・・・





食事も典型的な温泉旅館の食事です。







お造り(まぐろ・はまち・甘えび)、ふろふき大根、

あさりのみそ漬け(?)おつけもの、茶碗蒸し。

美味しい梅酒も付いていました。



それから、ヤマメの塩焼き。







このあたりはヤマメが名物だそうで、近くに「ヤマメの里」という場所もあります。

でも明らかに天然物ではありませんね。今は禁漁期ですから。

・・・それ以前に、酒匂川より西はヤマメではなくアマゴの生息地域だったような。。。

それでも新鮮なためか、とても美味しかったです。



ほうとう鍋。これが嬉しかった!







うどんをもう少しもっちりさせたような、山梨・甲州の名物料理です。

白みそベースの鍋で煮込んで食べます。

ここへ来たらこれを食べたかったのです。



それから、天ぷら・お吸い物。







お吸い物には、とても食感の良いタケノコのしんじょが入っていました。



お料理はとても美味しかったです。



・・・ただし、マグロ以外は(^^:



どんな山の中の温泉旅館でもお刺身が出てきますよね。

温泉旅館の料理は、お造り、焼き物、揚げ物、煮物が一通り揃ってなければいけない

という不文律でもあるのでしょうか?

山の中の旅館で不自然に頑張って冷凍のマグロを出されるより、

その分土地のものを使った料理を多く出してくれればいいのに、といつも思います。





着いて、風呂に入って、散歩して、風呂に入って、

ご飯を食べて、少し寝て、風呂に入って、寝て、

風呂に入って、ご飯を食べて、寝て・・・・



他に何もすることのない田舎の温泉地。のんびりしました。



前日になっても余裕で予約でき、休前日にもかかわらず

2食付きで約¥10,000という安い古旅館。



正直あまり期待していなかったのですが、

行ってみたら「日本の温泉」を満喫して帰ってきました。



古い温泉施設だと、床がヌルヌルヌメヌメだったり

窓枠にカビがびっしりだったりもよくあるのですが、

ここは建物・施設は古いですが、清潔感に不満を感じるところはありませんでした。

従業員の方々の接客も丁寧だし、料理も(マグロ以外は)美味しく、

常連客・リピーターが多いというのもうなずけます。



若いカップル、家族連れ、お年寄りまで幅広い客層でした。

余裕で予約できたと思ったらギリギリだったようで、満室だったそうです。





観光地の高級・有名温泉リゾートもよいですが、

こんなひなびた温泉郷もなかなか風情があって良いものですね。





帰りの車窓からは八ヶ岳が見えました。











ところで、甲府駅でこんなものを発見。



山梨ほうとう柿の種。







うーん・・・これを食べて「ほうとうの味だ!」とわかる人がいたら尊敬します(笑)

言われてもわかりません。。。

若干マイルドな味噌風味かな?という程度です。









下部温泉湯元ホテル

http://www.shimobeonsen.com/





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2008/02/09

外国人が「日本に長く居すぎてしまった」と実感するのはこんなとき

ちょっと面白い記事を見つけました。

外国人が「日本に長く居すぎてしまった」と実感するのはこんなとき
http://labaq.com/archives/50779932.html

「自動販売機で、何のためらいもなく紙幣を入れるとき」
「自分の国に帰ってから、みんなと飲みに行って、全員のビールを注ぎ始めるとき」
「会社の窓の外の景色が「一面コンクリートだらけ!」の代わりに、
「意外と緑もある」とか思いはじめるとき」
はなるほど、と思ったし

「外国人が電車に乗っているのを見て、「わおっ、ガイジンがいるっ」と思うとき」
「家が10平方メートルでも広いと思うとき」
「電話中にお辞儀している自分に気付くとき」
「自分の国に帰って、喫茶店で「アメリカン・コーヒー」を注文してしまうとき」
「ビアガーデンが屋上にあっても不思議に思わなくなるとき」
には笑いました!


学生時代、はじめてドイツに行ったときに
私もおつりの出ない自動販売機にやられたり、
人にビールを注いであげてヘンな顔されたり、
大都会ベルリンでも数十分電車に乗ると森の中を走っていたり・・・
という経験をしたのを思い出しました。



なんだか、頭の中が仕事でいっぱいいっぱいだったので
3連休の過ごし方を考えていなかったのですが・・・

ちょっと温泉に行ってくることにしました。


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2008/02/07

オペラ上演の難しさ 2.0

先日「オペラ上演の難しさ」と題した日記を書きましたが・・・

最近もまた、クラシック音楽の公演の難しさを感じさせる件が続出です。


我が国の誇る、日本初の国立オペラハウスである新国立劇場では
昨年9月の新シーズン開幕以来、全公演で主役級キャスト交代の
恥ずべき記録を更新し続けています。

今月末から始まる「黒船 - 夜明け」、来月の「アイーダ」では
当初の予定通りのキャストで公演が行われるのでしょうか?
 ※ちなみに、私はmya姐さんのおかげでアイーダのチケットを取ることができました。


さらに酷いことも。


オペラ「魔弾の射手」エンヒェン役キャスト変更のお知らせ
http://www.nntt.jac.go.jp/release/updata/20000211.html

[ソリスト変更]3/2「エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団《ヨハネ受難曲》」
https://www.operacity.jp/topics.php?number=83

なんと、健康上の理由により4月の公演をキャンセルした歌手が、
別の歌手が3月に健康上の理由でのキャンセルした公演の代役で来日です。
 しかも、会場は隣接している新国立劇場と東京オペラシティです(笑)


また、同一会場でウィーン国立歌劇場の来日公演と東京都交響楽団の公演日が重なり、
都響が公演中止に追い込まれる事態に。

お詫びとお知らせ(第669回定期演奏会の中止について)
http://www.tmso.or.jp/j/topics/index.php#20080201

ウィーン国立歌劇場と来日公演を主催するNBSが後からゴリ押しした格好です。

ウィーン国立歌劇場では毎日舞台を取っ替え引っ替えしているのに
なぜ日本ではそれができないのでしょうか・・・?


「オペラハウスは伏魔殿」とよく評されますが
音楽興行の難しさを改めて感じさせます。

日本人のように簡単に首を縦に振らない欧米のアーティストやマネジメントの
首根っこを掴んで離さない、敏腕やり手マネージャーの実力が問われる世界です。


これほどまでにみっともない事態が頻発するのは、
主催者・音楽事務所よりもアーティストやそのマネジメントの都合が
どんどん冗長し、まかり通ってきているということなのでしょうか・・・・


私は今では演奏者側でなく聴衆側の人間ですが、
安心してチケットを買って、何の憂いも無く
その日を楽しみに待てるようにして欲しいものですね。




話は変わりますが、倖田來未さんの会見を見ましたが・・・
軽はずみだったと言いながらも言い訳に終始し、
謝罪・撤回の一言もありませんでしたね。

がっかりです。


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2008/02/06

さらにテンションを上げたいときは

Rシュトラウスの『英雄の生涯』です。

最近はティーレマンの演奏がお気に入りです。


R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」
ティーレマン指揮/ウィーンフィル


『英雄の生涯』というタイトルの通り、『英雄(HERO)』がテーマです。
全編を通してヒロイックな音楽にあふれています。
血を沸き立たせるワクワク感いっぱいです。

 ※一部では『ひでおのいきがい』とか『auの障害』とか言われてますが・・・


個人的に、Rシュトラウスの音楽はとても男性的な感じがします。
キラキラ感・ゴージャスさ・官能的な美しさ・色気もあるのですが、
あくまで男性的な感覚・男性視点でのキラキラ感・ゴージャスさ・
官能的な美しさ・色気だと感じます。


ワーグナーやショスタコーヴィチも血を沸き立たせるものがありますが、
朝からワーグナーを聴いたら一日中どこかへ行ってしまいそうですし、
ショスタコーヴィチを聴いたら頭の回線がどこか狂ってしまいそうです・・・



週末に飲んだワイン。

Chateau HAUT-PIQUAT(シャトー・オー・ピカ)2002年です。
サンテミリオンです。



いつもは2005年か2006年あたりのワインが多いのですが、
これはやはりというか、時間をかけた熟成を感じます。
ボルドーよりやや柔らかなタンニン。香りの複雑さも楽しめました。
これで¥1,000台はなかなかお得です。




今日は大久保選手!素晴らしかったですね。
あの反応の良さは今後も期待できそうです。
雪の降りしきる中、日本代表選手達はよく頑張ってくれました!


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2008/02/05

戦闘モード突入。

今日からまた1週間が始まりました。

戦闘モード突入です。

朝からハイテンションになるには、これしかありません!


ベートーヴェン:交響曲第4番



ベートーヴェン:交響曲第7番


どちらもカルロス・クライバー指揮・バイエルン州立歌劇場管弦楽団。

熱気うずまく、鮮烈なベートーヴェン。

少々のアンサンブルの乱れは気にしない、アツい演奏です。


この2つのディスクは同じ日のコンサートのライヴ収録ですが、
いろいろ権利の関係で別々のCDとしてリリースされました。
クライバーのレコードは本人の許可や遺族の許可が難しいことでも有名です。

「のだめ」で一気に有名になった交響曲第7番ですが、
私は中学生の頃からクライバー/ウィーンフィルの演奏を愛聴していました。

ウィーンフィルとの演奏はアンサンブルのとしての完成度は高いのですが
3年ほど前にリリースが実現したこちらの
バイエルン州立歌劇場管弦楽団との演奏の方が断然アツいんです!

ここのところ、毎朝聴きながら出勤しています。

iPodに入れて、2つ連続で。



ところで、バレンタイン商戦がいよいよ本格的ですね。

今日は渋谷駅で特設コーナーを見ました。

ピエール・マルコリーニのチョコ、食べてみたい・・・

誰かプレゼントしてくれないかな?

・・・な~んて・・・。


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