2009/10/11

ネトレプコ&ビリャソンの「ラ・ボエーム」

少し前にNHK BSで放送していたものを録画しておいた「ラ・ボエーム」を観ました。

ロドルフォはローランド・ビリャソン、ミミはアンナ・ネトレプコ、
オケはド・ビリー指揮バイエルン放送交響楽団。

舞台上演ではなく、音声がレコーディングセッションで別収録された映画版です。

ネトレプコ&ビリャソンと言えば、2005年のザルツブルグ音楽祭で
スキャンダラスとさえ言われるほどの大きな話題を呼んだ「椿姫」の主演コンビです。


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感想は・・・

オケにやや難有りですね。
ド・ビリー指揮のバイエルン放送交響楽団はプッチーニにはやや鈍重な感が。
プッチーニ特有の色彩感の変化に乏しく、少々物足りません。
時折ストラヴィンスキーやワーグナーのようになってしまっています(笑)


4年ぐらい前にパリで聴いたラ・ボエーム。
オケがとにかく素晴らしかったんです。
やわらかく繊細にきらめくあの色彩感!
あれをドイツのオケに求めるのは無い物ねだりなのでしょうか。


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しかし、歌手陣が素晴らしい!
オペラ歌手は役者でもあります。胸を打つ素晴らしい演技を見せてくれます。
別収録しただけあって、歌のクオリティも高いです。

中でもネトレプコはやはり別格ですね。
歌も演技も表現豊か。ルックスもいいし。
惹き付けられてしまう場面がいくつもありました。

観る前は「ネトレプコはミミよりムゼッタだろう・・・」と思っていたのですが
見終わってみれば、そんな偏見(?)を見事裏切る素晴らしい出来映えです。


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ネトレプコ&ビリャソンの「ラ・ボエーム」は
2011年のメトロポリタンオペラの来日公演で観ることができます。
これはぜひ行きたい公演です。
恐らくチケットは目玉が飛び出るほど高いでしょうけど・・・


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余談ですが、ビリャソンの眉毛は両さんどころではありませんね(笑)
リアルにマンガのキャラクターと張れるところがスゴイ!

ローランド・ビリャソン



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