2009/05/19

天使と悪魔

ダン・ブラウン原作の「天使と悪魔」公開が話題ですね。


私は、ダン・ブラウンの作品は全部読みましたが、
映画を見たことはありませんでした。

「ダヴィンチ・コード」は映画化されたときに、
ハードカヴァー2冊・文庫本3冊の量を2時間あまりに収めたため
急スピードな展開でわけがわからなくなっている・・・
との評判だったため、観ていなかったのです。


「天使と悪魔」のプロモーションを兼ねているのでしょう、
ちょうど土曜日に「ダヴィンチ・コード」をTVで放送していたので観てみました。


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フロア拡張のため、職場の座席が今月から移動になりました。
これは先月までの私の座席からの眺めです。
東京タワー・東京湾・お台場が見えます。



評判通りでした・・・。
様々なエピソードや謎解きが半分ぐらい省略されてしまっています。

ラングドン教授がクリプテックスを開ける場面で惑星の映像が浮かび上がりますが、
原作を読んでいない人にはなぜあの場面であの映像なのか、
おそらくまったく理解できないのではないでしょうか。


「天使と悪魔」もこの調子なのかと思うと、見に行く意欲が湧きません・・・


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こちらは今月からの座席からの眺めです。
東京ミッドタウン・新美術館・赤坂迎賓館が見えます。
でも来月また移動することになっています。



ちなみに、原作は「ダヴィンチ・コード」が第2作で、
「天使と悪魔」の方が先に書かれているのはご存じでしょうか?
「ダヴィンチ・コード」の冒頭には「天使と悪魔」の回想シーンが
ちらっと描写されています。

宗教や歴史をうまく利用したダン・ブラウン氏の手法は
「帝都物語」を書いた荒俣宏氏に似ているな・・・と思っていたら
ダヴィンチ・コードのあとあがきは荒俣宏氏でした。


私は「ダヴィンチ・コード」よりも「天使と悪魔」の方が好きです。
カメルレンゴが宗教が人間にとっていかに大切かを説く場面が、特に感動的です。
最後の司教は助かるかと思ったのですが助からず、ショックでした。
この作品は、ガリレオ宗教裁判以来の「宗教と科学の対立の歴史」がテーマですが、
芸術とITの両方に従事した私にはなんとなく共感できる部分があります。
さらに、高校時代の同級生がCERNに勤務しているのも、なんだか親近感を覚えます。


映画をご覧になった方、感想よろしくお願いします。


ダン・ブラウン氏はラングドンシリーズ第3作を執筆中、と数年前から言われていますが
まだ新作が発表されないのも気になります。


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3 comments:

みのり さんのコメント...

こんばんわ、はじめまして。

ミクシィに足跡をいただいて、こちらへやってきました。

「ダヴィンチ・コード」
私は、原作本を読まずに
昨日のテレビが初見だったのですが
CMが入っても、吹き替えであっても
それでも面白かったです。

イエスが人であったら、
なぜあれほどに血がながされるのか・・・
キリスト教にイベント以上の関心がない私としては
そこが理解できず、
またそこに一番興味がわいた作品でした。

「天使と悪魔」
映画館でごらんになるのでしょうか?
どんなコメントをされるのか楽しみです。

みのり さんのコメント...

・・・・ごめんなさい。

「天使と悪魔」見に行く気はありません・・・って書かれていたんですよね。(^_^;

キチンと読ますにコメント失礼しました。<(_ _)>

liebejudith さんのコメント...

みのりさん、
いえいえー。お気になさらずに。
原作を読んでしまうとかえって気になる点も多いのですが
読んでいない方にとっては最初からこのような作品として
楽しめるのかもしれませんね。

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