1週間ぐらい前にBS hiで放送したのを
録画してあったのを、やっと観ました。
サントリーホール ホール・オペラ フィガロの結婚
http://www.suntory.co.jp/suntoryhall/sponsor/080306.html
聴きに行きたかったけど行けなかった公演です。
サントリーホールはコンサート専用ホールとして設計されており、
オペラ上演ができるようには作られていないのですが、
毎年「ホール・オペラ」という企画をやっています。
ワインヤード型のサントリーホールならではの
趣向を凝らした演出がなかなか面白い企画です。
今年はモーツァルトのフィガロの結婚。
指揮はニコラ・ルイゾッティ。
オケは東フィル。
フィガロはガブリエーレ・ヴィヴィアーニ。
スザンナはダニエレ・デ・ニース。
このルイゾッティというイタリアの若手指揮者!
素晴らしい歌と色彩感と感性を持っています。
数年前に、やはりサントリーホールのホール・オペラで
ラ・ボエームを聴きました。
歌にぴったり寄り添い、盛り上げ、
キラキラと輝く色彩を感じさせる音を出します。
これは将来すごい指揮者になるぞ!
と思い、注目していたのでした。
その後、やはり人気急上昇でルイゾッティのコンサートは
チケットが取りにくい状況になってしまいました。
さて、今年は・・・?
正直、イマイチでした。
サントリーホールにはオケピットが無いので、
ホール・オペラ上演の時は舞台配置にも注目なのですが。
今年は、舞台手前に歌手が演技をするスペース。
その奥にオケがなんと後ろ向きに。
オケのメンバーは客席に背を向け、
指揮者は一番奥で客席を向いている格好です。
歌手は前を向いて歌っている限り、指揮者が見えません。
TVモニタ等で指揮を見ながら歌っているのでしょう。
オケが歌手よりも奥にいるし、後ろを向いて演奏しているので
歌手の声がオケよりも先に聞こえ、終始微妙にズレっぱなしという状況に。
気持ち悪いことこの上ありません。
スザンナを歌ったダニエレ・デ・ニースは、
今売り出し中のソプラノ歌手らしいですが
音程が悪く、しっくりきませんでした。
オケも冴えません。
ルイゾッティとの相性は東フィルよりも東響の方が良いのかもしれません。
(数年前のラ・ボエームの時は東響でした)
ルイゾッティを聴きたくて、でも行けなかった公演でしたが
結果的にはそれでよかったのかも・・・ということに(^^;
しばらく私のブログを観ていただいている方はお気づきかと思いますが
今年はコンサートやオペラへ行く回数が激減しています。
例年なら、春や秋は週に1回はあたりまえのように行っていたのですが・・・
今年は何が何でも行きたい!と思わせる公演に絞ろうと思ったのですが
残念なことに肝心の「何が何でも!」と思わせる公演がほとんどありません。
さらに、私自身、諸事情により先の予定を立てにくい状況になっています。
通常、オペラのチケットは半年前より売り出し、人気公演は発売したとたんに完売になります。
同じ理由で、今年は海外へオペラやコンサートを聴きに行く予定も立っていません。
ドイツ・フランス・オーストリアへも、しばらくご無沙汰になってしまっています。
もう少し時間を自由に使える状況にしたいのですが、
今はむしろもっともっと忙しくなる状況に向かっています・・・
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お久しぶりですがブログお引越し
6 年前
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