渋谷 Bunkamura で開催中の ルノワール + ルノワール展 。
すごく良かったです!
日本でも常に人気トップクラスの印象派画家ルノワールですが、
俳優、映画監督、陶芸家の3人の息子がいたんですね。
それにしても、3人の息子の名前がジャン、ピエール、クロードとは・・・
日本人で言えば、太郎、次郎、三郎と名付けるぐらい、安直で典型的でどこにでもいる名前を付けたモノです (^^;
映画監督であるジャン・ルノワールは有名です。
この展覧会は、父ルノワールと、息子で映画監督のルノワールに焦点を当て、
父の作品の絵と、それに影響を受けた息子の映画を並べて展示するという、
とても興味深いモノでした。
ジャンは、父親の絵とほぼ同じシーンを映画で撮っていたりしたんですね。
印象に残った絵は、入り口すぐにある最晩年の自画像。
ずっとみていたくなるような、とても優しい雰囲気にあふれています。
それから、やはり入り口すぐにある奥様の肖像画。
明るさと優しさと愛情いっぱいの、私のお気に入りの絵です。
この絵は昨年東京都美術館で開催されたフィラデルフィア美術館展にも来ていました。
ルノワールの絵と言えば、柔らかいタッチ、柔らかい光、柔らかい色彩が特徴で
ふんわりとしたその雰囲気が魅力です。
・・・と、今まで思っていました。
ところが!
これほどまでに、見る距離によって違う楽しみがある絵を描く画家がいたでしょうか?
と思うほど、ルノワールの絵は距離によって変わるのです!
やや遠目に見ると、今までの柔らかな印象が強いのですが、
近づくと、ググッ!と立体感とリアルさを増し、
描かれている人物が今にも動き出しそうです!
「だまし」や「トリック」を目的に描かれた絵に匹敵するすごい効果です。
奥行き感・立体感・ぼかす箇所とくっきりな箇所のコントラストがすごい。
とくに、瞳の描写があまりにリアルでコワイぐらいです。
絵に詳しい方なら当然な要素なのかもしれませんが、
これは私にとってはとても新鮮な発見・驚きでした。
絵はがきを1枚買ってきました。
森と光と人物と青が印象的です。
ちなみに、売店ではこの女の子と同じ衣装を着た
リカちゃん人形を売っていました(笑)
展覧会は5月6日までです。
まだご覧になっていない方は必見ですよ!
ルノワール + ルノワール展
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お久しぶりですがブログお引越し
6 年前
6 comments:
ルノワール展!!!
めっちゃ行きたいです☆
ぃいなぁ~たぶん自分がいけたら1週間ぐらい通いそうだなぁ(´∀´)笑
ルノアールは痛風で絵筆が握れませんでした。指に筆をくくりつけて絵を描いていたんです。あの優しい絵柄からは想像できませんが、ものすごい執念の持ち主です。自分にそれだけの絵に対する情熱があるかと聞かれればとても「ある」とは言えそうにありません。
くろねこさん、
はい、通う人いそうですね~
pangeaさん、
晩年のルノワールが絵を描いている映像もありましたよ。
ジャンが撮影したらしいです。
すごい情熱ですね。
それにしてもすごい色感です。一般の人に分かりやすく、しかも絵画の本質を突いている、なかなか出来る事ではありませんよね。
こんにちは。
私もルノワール+ルノワール展、先月行ってきました!
本当、スゴク良かったですよね。予想以上に良かったです。
父の絵画と息子氏の映像という、新鮮で面白い企画ですよね~。
そうそう、息子たちの名前の付け方、
私も一緒に行った姉と同じこと話しました(笑)
pangeaさん、
私には「絵画の本質」はわかりませんが・・・
誰にでもわかりやすく、しかしルノワールにしか描けない絵だということはわかります。
ジョーさん、
これを企画した日テレ、読売新聞はたいした物ですね!
やはり息子3人の名前はそうですよね(笑)
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