箱根で泊まったのは、「山のホテル」です。
ここにはは25年ぐらい前に家族旅行で泊まったことがあります。
リゾートホテルのラウンジの生搾りオレンジジュースの値段に
子供ながらにビックリ仰天した記憶が鮮烈に残っています・・・(^^;
山のホテルは芦ノ湖畔にある、岩崎弥太郎氏の別荘だった場所に建てられた
創業60年の老舗ホテルです。
しかしかなり大規模な改修を繰り返しているらしく、施設・設備には古さを感じません。
廊下には、箱根寄せ木細工の壁掛けが飾ってあったりもして、
落ち着いた上品なホテルです。
さらに、大浴場は1年ちょっと前に完全リニューアルオープンした自家温泉です。
都内にある新しいスパと比較してもまったく遜色ない設備と清潔感で快適です。
木々に囲まれた露天風呂もあります。
しかも、露天風呂はジャグジーです。
箱根の湯は、芦ノ湖のある内輪山の内・外、外輪山の外、湯元にかけて広がっていますが
場所によって泉質も様々だそうです。
大涌谷あたりとそこから引くお湯は白濁していますが、山のホテルのお湯は透明です。
かなり肌がすべすべになるお湯ですね。
女性必見です!
部屋の窓から見える景色はこんな感じです。
禁煙室は低いフロアのみですが、芦ノ湖は見えました。
このホテルは広大な庭が素晴らしいです!
とりわけツツジとしゃくなげが自慢の庭で、
春はさぞ素晴らしい眺めになっていることでしょう。
これはホテル最上階(と言っても5階ですが)から観た眺めです。
富士山も見えます。
ここのフレンチレストラン『ヴェル・ボワ』は箱根のレストランの中でも
評判がいいので、楽しみでした。
実は今回、ある方のお誕生日企画で箱根へ来たのです。
まずはシャンパンで乾杯!
アミューズには甲殻類の茶碗蒸し仕立てが出てきました。
海老や蟹の出汁だけでなく、蟹味噌やすり身を濾したものも入っているようです。
オードブルは、3種類の魚介類の薫製サラダ仕立て。
ホタテと、真鯛と、スモークサーモンです。
ワインはブルゴーニュの赤。『クーヴァン デ ジャコバン』2006年です。
若く・軽く、フレッシュで、非常に飲みやすいワインでした。
まるでボージョレ・ヌーボーのようです。
普段ボルドーが好きな私にはちょっと軽すぎな感もなきにしもあらずですが・・・
スープです。『春の香り筍のスープ』。
タケノコは今が旬ですね。
真ん中の団子状のものは、鶏挽肉を、タケノコを練り込んだ皮で包んで揚げたものです。
メインは鴨肉の『シャラン産子鴨のポワレ』。
軽めの赤ワインに良く合います。
柔らかくとても美味しい鴨でした。
そしてこの日、もっとも印象に残ったのがデザートでした!
季節のフルーツを使ったクレープのフランベです。
テーブルのすぐ横で仕上げの調理をしてくれます。
まずはオレンジの果汁とグラニュー糖などを混ぜたものを加熱します。
温まってきたらクレープを入れてさらに加熱。
沸騰してきた頃に、グランマニエを引火するまで加熱します。
手前の小さな器に入っています。
その間に、オレンジの皮を切れないようにくるくるとむいています。
そしてここからが注目です!
火のついたグランマニエを、
くるくるむいたオレンジの皮をつたうように流してクレープにかけます。
私たちは食事を始めたのが遅かったので
デザートの頃にはもう他のお客さんがいなかったこともあり・・・
なんと、他のスタッフの方が気を利かせてこの瞬間、客席の照明を消してくれました!
暗い中でオレンジの皮をつたって流れる、フランベされたグランマニエ。
心憎いばかりの演出です。
これで出来上がりです。
アイスクリームが添えられ、ソースもたっぷりかかっています。
コースでもこのデザートは¥1,000の追加が必要ですが、
これは頼まなければ!
オススメです。
ここはスタッフの応対も丁寧で、かなりオススメできるホテルです。
山のホテル
http://www.odakyu-hotel.co.jp/yama-hotel/
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ソプラノさんの伴奏♪
9 年前
2 comments:
日本じゃないみたい!
智さん、
でも露天風呂温泉が付いているのは日本ならではですよ~(^^
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