2008/03/30

壮麗・壮観・大スペクタクル!

観てきました!アイーダ!

新国立劇場の総力を結集した!と言えるでしょう。



歌手も・舞台も・オケも・気合いビンビン。
4時間、息もつかせぬ大興奮の連続でした。
幕間の休憩時間は、もう放心状態です。

お客さんもすごい熱気!

新制作ではなく再演ですし、他の劇場で同演出ののDVDも観ているのですが・・・

やはり生の舞台に接すると興奮度がちがいますね。




舞台の作り込みも半端じゃありません。

大群衆・大合唱・バレエ団・通常編成のオケに加えて舞台袖にもオケ。




第1幕の祈りのシーンでの、巫女の歌声がとても綺麗で聴き惚れてしまいました。
歌ったのは渡辺玲美さんというソプラノ歌手。
新国立劇場初登場とのことです。


第2幕の凱旋のシーンでは、舞台上を200人が埋め尽くし、本物の馬が駆け抜けます。

まさに「圧巻!」の一言。

舞台上の10本のアイーダトランペットが壮観です。
アイーダトランペットとは、この作品のために作られた特別なトランペット。
こんな楽器です。(この写真は舞台とは無関係です。)



サッカーを観る方なら誰でも知っている「凱旋行進曲」のテーマが
この楽器で演奏されます。


「歌手つぶし」としても知られるこの演目ですが
昨日は6回公演の最終日とあって、ソロも合唱も後先考えずにパワー全開。

タイトルロールを歌ったファンティーニは、ピアニッシモからフォルテッシモまで
素晴らしく綺麗な声で、表情も豊かでした。
特に第1幕、第3幕での悲哀にくれるアリアが秀逸でした。
良い歌手ですね。


今回の公演が良かったのは、第3幕をきちんと聴かせる演奏だったこと。

第2幕の凱旋のシーンを大迫力でやったら、あとは適当だったりする大味な公演も多く、
そういう公演では第3幕は中弛みしたり飽きたりしてしまいがちなのですが・・・

今回は最後まで集中力を切らさず、非常に聴き応えのある歌を聴かせてくれたのでした。


さらに素晴らしかったのが、指揮者とオケ。
オケは東京交響楽団。
カーテンコールの時のお客さんの歓声と拍手もひときわ大きいものでした。
指揮はイタリアの若手・リッカルド・フリッツァ氏。
大きなうねりを作り出し、オケを煽り、気合い十分でキメてくれます。






開場10周年の新国立劇場。

この水準を常に保てると世界に誇れるオペラハウスになれるのではないでしょうか。


(画像は新国立劇場のWebサイトよりお借りしました)

http://www.nntt.jac.go.jp/season/updata/20000013_opera.html


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3 comments:

匿名 さんのコメント...

パンゲアと申します。
足跡からページを拝見させて頂きましたが、落ち着いたページで大変好感が持てました。
私は音大ではなく美大ですが何か通じるものを感じました。
また時々お邪魔させて頂きます。

匿名 さんのコメント...

せっかくお誘い頂いたのに、とっても残念でした~。
でも、ご一緒できる方が見付かって良かったですね!
実はまだ一度も新国立に行ったことがないんです。
行きたかったな。
そして、アイーダ、やっぱり豪華絢爛で、オペラの醍醐味を全部魅せていますね。

liebejudith さんのコメント...

パンゲアさん、
コメントありがとうございます。
是非またいらっしゃってくださいね。

ayayaさん、
ご一緒できなくて残念でした。
今回のような水準なら、ayayaさんも大満足!だったと思います。
またの機会にご一緒しましょう。

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