春の気候は三寒四温とも言いますし、
ひと雨ごとに春が近づいて来るのもわかっているのですが・・・
そんな寒い雨模様の今日、ジャズのライヴを聴いてきました。
行ったのは、横浜みなとみらい地区
赤レンガ倉庫に入っているライヴハウス Motion Blue Yokohama です。
出演は、Tommy Campbell Vocal Session Band。
- Tommy Campbell(ds)
- Glynis Martin(vo)
- 山口有紀(vo)、
- ケイ柴田(Pf)
- Gregg Lee (b)
私はこのグループが好きで、2年近く前からずっと聴いていますが、
いつもは南青山の Body & Soul で聴いていました。
この Motion Blue Yokohama で聴くのは初めてです。
さらに、いつもはヴォーカルが山口有紀さんと伊藤大輔さんですが
今日は伊藤さんが降り番で、代わりに黒人ヴォーカリスト、Glynis Martinが参加です。
このGlynis Martinはかなりの大男です。
巨漢黒人シンガーと言えばパワフル&ソウルフルというイメージ(・・・というか先入観?)
がつきまといますが、意外にも(?)彼は高めの柔らかな声で繊細さもある感じ。
普段伊藤さんが歌っているパートをそのまま歌ってOKな感じでした。
とは言え、Tommyの曲はすごい変拍子も多く、難しい曲が多いです。
楽譜にかじりつきになってしまう場面があったり、
入りを間違える場面があったのは仕方ないところでしょう。
山口さんは聴くたびにどんどんパワーと骨太さと豊かさを増している感じがします。
そんな進化をしている山口さんの声と伊藤さんよりややパワーのあるMartinがぴったりはまった!
と感じる場面もあり、なかなか楽しめたシーンもありました。
ベースはGregg Lee。彼のセクシーなプレイ、大好きです。
前回このグループを聴いたときは別のベーシストだったのですが、
今回はGreggのプレイが聴けて嬉しかったです。
ピアノはケイ柴田氏。彼のピアノにはいつも「職人技」を感じます。
安心して身をゆだねられる実力派ピアニストですね。
※ちなみに、いつもTommyが彼を紹介するとき、「Piano」を「パイアーノ!」
「ぷぁいあーの!!!」と力を入れて叫んでいるのが面白いです(笑)
今日はインプロヴィゼーション(完全即興演奏)もたくさん取り入れた
面白い試みもあり、楽しいライヴでした。
※Martinのあまりのおふざけぶりに山口さんは笑って歌えなくなる場面も・・・(^^:
しかし率直に言うと・・・
ここはフロアの広さが南青山 Body & Soulの2倍以上あります。
彼らのホームグラウンドではないためか、雨天のためか、
お客さんの入りが少なかったのが残念です。
さらにスカスカな空間でテンションが上がらなかったためか、天候のためか、
Tommyのドラムもイマイチ冴えず・・・(もう結構なお歳です)。
「腕が8本あるんじゃないの?」と思うような
いつもの神がかったプレイは聴けませんでした。
この店はちょっと気取った感じや、お客さんと演奏者との距離を感じます。
私はやっぱり、アットホームで熱気があり、オーナーやスタッフや集まるお客さんからの
心からの音楽への愛情と情熱、そして一体感を感じる南青山 Body & Soulの方が好きです。
次回はやはり南青山 Body & Soulで聴くことにします・・・
もう10回ぐらいこのバンドを聴いているので、ヴォーカルの山口有紀さんとも
ご挨拶させていただけるようになってきました。
今日もライヴが終わった後に今日の感想など少しお話しさせていただきたいな・・・
と思っていたのですがお姿が見えず。
と思って帰ろうとしたらすごい勢いで階段を駆け下りる山口さんに追い抜かれました。
速攻・早業で着替えて撤収準備をしていたようです。
「お疲れさまでした!」
「これから大阪へ帰るんです!」
「これから新幹線で?」
「はい!」
関西を拠点に活動し、電通の広告ウーマンでもある山口さん。
3日前は大阪→東京、
2日前は東京→大阪、
今日は大阪←→東京日帰りだそうで。
このタフさに脱帽です!
そろそろ東京でも山口さんのソロライヴを聴いてみたいです・・・
Motion Blue Yokohama
http://www.motionblue.co.jp/top.html
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