2008/01/05

カラヤン生誕100周年

今年はカラヤン生誕100周年だそうです。

好む・好まざるに関わらず聴いておくべき演奏家というのが
何人かいると思うのですが、私はカラヤンはそういう演奏家の
一人だと思っています。

やはり彼でないと出せない音があると思うのです。

でも残念ながら私はカラヤンの実演を聴いたことがありません。

高校1年生の頃に最後の来日があり、
このときはNHK FMで演奏会の生中継がありました。
毎日学校で友人や先輩達と「昨日、聴いた?」と
盛り上がっていたのを覚えています。


生誕100周年企画で、こんなCDの発売が予定されています。

ベートーヴェン交響曲第9番。特殊なガラス製CDで、なんと20万円!



音質比較用に、中身は全く同一の通常のCDまで付属しています。

ドイツ・グラモフォン カラヤンコンプリート
CD240枚組で、なんと30万円!




完全にマニア向けのコレクターズアイテムですね。
いったい、誰が買うのでしょう?

ある程度聴き込んでいるクラシックファンなら、カラヤンのCDは相応な枚数を
持っていると思うので、このセットを買ってもかぶってしまうものが多そうですしね。


私は、カラヤンは、特にブルックナー・Rシュトラウス・ワーグナーの作品で
素晴らしい演奏をする指揮者だと思います。

私が高校時代から大学時代に師事した師匠は
70年代から80年代にかけて、
カラヤン時代のベルリンフィルで仕事をしていました。

ドイツ修業時代には2人の先生に師事していましたが
1人は元ベルリンフィル首席奏者、もう1人は現役ベルリンフィル首席奏者でした。

その3人の師匠が口を揃えて言うには、
もっともカラヤンの素晴らしさが出るのは Richard Strauss の作品なのだそうです。

「背筋がぞくぞくする」
 - 日本で師事したK先生 -

「重厚で、しかし輝きのある音」
 - 元ベルリンフィルのD先生 -

「ピアノからフォルテまで、我々を圧倒する彼の世界」
 - 現ベルリンフィルのG先生 -


カラヤンのRichard Strauss作品の演奏の中で、私のお気に入りは
「死と変容」、「ツァラトゥストラはこう語った」です。
3人の師匠の言葉がそのまま当てはまるような、凄絶な演奏です。


R.シュトラウス「死と変容」「メタモルフォーゼン」
カラヤン/ベルリンフィル



ベルリン市750周年記念コンサート
モーツァルト「ディベルティメント第17番」
R.シュトラウス「ツァラトゥストラはかく語りき」
カラヤン/ベルリンフィル


カラヤンはレコーディングをたくさんした人ですが、
私は映像付きライブが好きです。


カラヤンの弟子の日本人指揮者といえば小澤征爾先生が有名ですが、
私は高関健先生が特にカラヤンの音を色濃く受け継いでいるように思います。

学生時代、学校のオケで高関先生の指揮でRシュトラウスの「英雄の生涯」や
ベートーヴェンの「運命」を演奏しましたが、桐朋学園オーケストラからでさえ、
カラヤンの芸風を受け継いだような音が出ていたのが強く印象に残っています。


以前、「カラヤン イン ザルツブルク」というドキュメンタリー映像がありました。
ドン・ジョヴァンニやトリスタンとイゾルデのリハーサル映像など、
今見たい!と思う映像が満載。
DVDで再発されないかな・・・


ところで、昨日・今日の、のだめ特別編をご覧になった方も多いと思います。
プラハやパリでは、私も行ったことがある場所がたくさん出てきたり、
先日日本に来たばかりのズデニク・マーツァル氏が
ヴィエラ先生役で出ていたりで、興味深かったです。

http://liebejudith.blogspot.com/2007/11/blog-post_26.html

千秋の指揮は連ドラの時よりだいぶ上手くなりましたね。
連ドラの時は、ちょっとそれはないだろ・・・と思うぐらいひどかったのですが。。。



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4 comments:

匿名 さんのコメント...

私も高校から大学時代に、カラヤンの演奏をFMで良く聴きました。
当時はエアチェック魔だったので、今でも録音したカセット(PCMプロセッサで録音したビデオテープ)が残っています。
現在カセットを聴く機会はほとんどありませんが、プロコフィエフの交響曲第5番はたまに聴きます。

ただ、私の周囲にはクラシックを聴く者が当時一人もいなかったので、liebejudith様がうらやましい限りです。

ところで、ガラスCDの音はそれほど良くない、という話を聞いたことがありますが、ダイレクトカットSACDなるものも存在します。
ご存知ですか?

liebejudith さんのコメント...

LONGさん、
当時は今ほどCDや安くなかったり、衛星放送がなかったりだったので
FMをよく聴きましたね。
私は最近はFMをあまり聴かなくなってしまいました。
ダイレクトカットSACDというのは、名前を聞いたことがあるぐらいです。
私自身、あまりオーディオへのこだわりが無いので
違いがよくわからないのですが・・・

匿名 さんのコメント...

実は私の方が年上で、学生時代はCDの出始めでした。
従って、LPが主流でした。
LPは良い音で再生しようとすると、かなりの出費が必要で、学生の私には高嶺の花でした。
ただ、私は当時のLPの主流であったスタジオ録音よりも、ライブが好きだった事もあり、『FMクラシックアワー』を毎日聴いておりました。
当時FM fan(数種類あったFM誌の中でも、最もクラシックの話題が多かったようです)を毎回購入し、録音したい曲をチェックしていたものです。

現在では、私もFMを聴く機会は殆どなくなりました。

ダイレクトカットSACDについては、前回の投稿の『LONG』の文字をクリックすると、HMVのページにリンクしますので、よろしければご覧になって下さい。

それでは。

liebejudith さんのコメント...

LONGさん、
オーディオマニアと呼ばれる方たちが、途方もないお金を
オーディオにつぎ込んでいるのは知っていました。
学生には無理ですよね・・・

ダイレクトカットSACDの情報、ありがとうございました。
大量生産には向かないだけに高価になるんですね・・・

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